トニーカートチームの一工夫:見せないセッティング

レーシングカートの良い点として、車体がシンプルで体もむき出しであるがゆえに、セッティングやドライビングの多くが一目見てわかることがある。ライバルが同じシャーシを使って自分よりも速いタイムで周回しているのならば、彼のセッティングを見て試してみるのも一つの方法である。逆にこちらが周りよりも速いのであればセッティングをなるべく隠したいと思うのも当然だろう。TONYKART RACING TEAM JAPAN 高橋悠之のマシンにはキングピン上部にカバーが取り付けられていた。

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トニー系シャーシはハブキャリアに取り付けられた偏心したピロボールによりフロントタイヤのキャスター角やキャンバー角を変更するが、これにカバーをすることでセッティング項目を一つライバルに見せないようにしていた。おそらくカバーは椅子や机の脚先に取り付けるようなものなのだろうが、これをかぶせ、細切りのガムテープで固定している。接着面がわずかしかないため走行中に外れたりしないのか気になって見ていたが、少なくとももてぎのレース中にカバーの脱落は確認できなかった。

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