2016全日本瑞浪:DL開発担当者に聞いた「今回の勝因」

土曜日のTTと日曜日の午前中はドライコンディション、そして日曜日の午後からはレインコンディションとなった今回のKF。めまぐるしく変わる環境の中でも常に安定した性能を発揮し続け、朝日ターボの2連勝という結果を残したDUNLOPであったが、そこにはどんな勝因があったのだろうか。開発担当者の大小瀬さんに、第4戦終了直後に話を聞いてきた。

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Paddock Gate 藤松 楽久(以下藤松):開幕戦のもてぎでは悔しいレースとなっていましたが、今回は2連勝を飾ることができましたね。ゴムの乗りや気温、雨など路面コンディション変化の大きい週末となりましたが、大小瀬さんにとってはどのような週末だったのでしょうか?

DUNLOP 大小瀬 求(以下大小瀬):まずは今回のレースではドライはもちろんウエットでも実力を発揮し、結果を残せたことが何よりも大きな収穫でした。特にドライに関しては、レース前にインタビューしていただいたときにもお話した「一発のタイムの重要性」を発揮することができたかなと思います。レースを見ていても、他社と比べて初動の良さには優位性を感じました。それに対してタイムの差はあまりなかったところは反省点ですね。

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©Sawada Kazuhisa

藤松:TTではBSにトップを取られてしまいましたが、それについてはどのように考えていますか?

大小瀬:TTは極端に暑く、そして予選・決勝ではそれほどの路面温度の高さにはならないだろうと予想していたので、日曜日のコンディションに照準を合わせたタイヤを用意していました。ですから、TTでBSに1位2位を取られてしまったところは悔しい思いもありつつ、想定内でもありました。レースでは初期グリップと温まりの良さを生かし序盤に先頭に立ち、そして勝つという我々の作戦が結果的にうまくはまってよかったです。

藤松:レインタイヤに関してなのですが、特に予選での朝日選手の速さには僕も含め多くの人が圧倒されていました。一部では、予選終了直後から「レインタイヤはディストリビューション(タイヤ配布)でないので、朝日のタイヤだけ他と違うスペックなのではないか」という噂すら流れていましたが…?

大小瀬:それは面白い噂ですね。しかし、DL使用者は全員同じスペックのタイヤです。確かに朝日が速かったのは事実ですが、彼はこの週末の間、車も本人もかなり調子が良かったです。あの速さはひとえに彼とチームの実力です。むしろ我々が朝日に引っ張ってもらったぐらいで、とても感謝しています。

©Sawada Kazuhisa

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藤松:レース前、BSの本田さんにインタビューした際、「暑い時期に突入するこの瑞浪大会が今シーズンの行方を左右する」とおっしゃったのですが、残る3大会はどのようなレースになりそうですか?

大小瀬:本田さんのおっしゃったことは間違いないと思います。ただ、実際に暑かったのは土曜日のことであり、そこで行われたタイムトライアルではBSが速かったです。これからは暑い時期になり、今回DLが勝ったからといって、今後も我々がレースを圧倒していくかと言われればそうではないでしょう。まだまだ気の抜けないシーズンが続くはずです。

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