全日本カート選手権茂原 KFタイムトライアル

 

今回のKFのタイムトライアルはA・Bの2グループ分けにて行われた。公式練習の時よりも雨量は少なく路面のウエットパッチもかなり少ない。もちろんほとんどのドライバーは新品のレインタイヤを装着していたが、YHの2台や9高橋は公式練習で使用、あるいは皮むきを行ったタイヤで挑んでいた。これは、特にYHの2台は公式練習でも見えた温まりの悪さを考慮して、そして明日の決勝では晴れになることを考えての作戦だ。

まずはAグループ。スタート開始の合図とともに全員が一斉にスタートした。タイヤの温まりを考慮してか1周目からかなりのペースで飛ばすドライバーが多数。このAグループには12小高と21三村のYH勢2台がいた。計測1周目の時点でトップタイムをたたき出したのは21三村で46.16秒。それに3宮田と12小高が続く。やはりYHは中古タイヤを使用しているためか序盤から速いタイムをたたき出す。そこに同等のタイムでついてくる3宮田に注目かと思われた。序盤はなかなか21三村のタイムが更新されなかったが、3宮田が45.85秒でトップに立つと、さらに12小高がそれを上回り、3番手に34角田が続いていく。このタイミングでDL勢が一気に上がってきた。BSはワンテンポ遅れてのタイムアップの傾向だ。21三村はタイムを更新せず早々にピットイン。この後の予選ではかなりの降雨が予想されているためだろうか。そんな三村を意にも介さずアタックするのは12小高や3宮田、34角田、13冨田、11名取といった面々。そして12小高が2位以下をコンマ3秒突き放す45.57秒をたたき出しアドバンテージを得ると、この辺りでタイヤのピークを迎えたのか、タイムが更新されることなくチェッカー。12小高、3宮田、34角田の順となった。

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続くBグループでも、Aグループと同じように一斉にスタート。Aグループが走った分だけ路面状況は若干回復傾向にある。18菅波、9高橋、20神の順で1周目のタイム計測の結果を迎えると、4朝日や2澤田が上がってくる。9高橋は単独で走りつつその後ろに24大草が続くが、序盤はAグループ同様DL勢のタイムの上がりが速いため上位3位に9高橋が浮上しても20神がそれを上回る。全体的に均等な間隔で走っているため、集団で走っていることが多かったAグループと異なりトラフィックもない状況。後半になり9高橋が一気にタイムアップを果たし、18菅波、9高橋、4朝日の順となる。これでも18菅波は45.62秒で12小高のタイムを上回っていない。もうタイム更新はないか、そう思われる状況の中チェッカーが振られたが、この周で怒涛のタイムアップをやってのけたのは18菅波。なんと全体で唯一の45秒前半である45.38秒でトップタイムに上がり、Bグループは18菅波、9高橋、4朝日の順となる。

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これにより、タイムトライアルの結果は18菅波、12小高、9高橋のトップ3となった。

1位 菅波冬悟のコメント

練習ではレーススペックのタイヤを使用していたので、TTが始まるまでどうなるのか分かりませんでした。走ってみると最初からガツンとグリップしていたので安心したのですが、最終コーナー手前に流れる川にずっとてこずってミスを繰り返してしまいました。トップタイムを出した最終ラップは、最終コーナーまではあまりタイムがよくなかったのですが、川をうまくこなすことができそれで一気に取り返すことができました。予選では雨量も増えるでしょうし、コンスタントに最終コーナーを決められるようにすることが肝ですね。ただトップからのスタートとなり、視界もいい中で走れるので、トップをキープしつつ後方を引き離して行きたいです。

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2位 小高一斗のコメント

茂原の雨はそうそう経験できるものではなく、また僕自身も走行経験がないに等しい状況でしたので、朝の練習走行では序盤てこずっていました。それが公式練習でコツをつかむことができ、公式練習では悪くない結果を残すことができました。その結果を含めTTは単独でアタックしました。Aグループの中ではいい結果を残すことができたのですが、Bグループでは雨量が少なくなってしまったのが敗因でしょう。特に菅波君は最終コーナーでミスをしつつも僕と変わらないタイムではしていたのですが、最後に川がなくなった瞬間にトップタイムをとられてしまいました。悔しい結果ですが、こればかりは仕方がないですね。瑞浪では一瞬だけ速いような展開となってしまいましたが、これからの予選ではそういうことはなく、ちゃんとバトルができるはずです。タイヤがちゃんと持つのかはまだわかりませんが、最後にはトップでチェッカーを受けたいです。

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3位 高橋悠之のコメント

本来はもっとタイムが出たはずなのですが、走り方と、計算ミスをしてしまいました。計算ミスとは公式練習でほんのわずかにしかタイヤの皮むきを行わなかったこと、そして路面温度が想定していた以上に下がってしまっていたことです。これにより温まりが悪く、もしあと数分TTの時間が長ければよりタイムを出すことができたのでしょうが、仕方がないですね。次の予選ではどの車も排水ができないような雨量となるかもしれませんが、水がないところを選んで走れば前方の順位を確保できるはずです。序盤はタイム差が近い人たちが周りにいることと、雨なので抜きやすい状況が重なるため、バトルの多い荒れた展開となるのではないでしょうか。

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