TOYOTA YAMAHA RTの一工夫:シャーシ下のタイラップをゼロに

茂原ツインサーキットをはじめとする縁石を多用するようなコースの場合、フレームやシートを擦ってしまうことが多い。筆者もシートが削れて穴が開いてしまったことが複数回ある。そうなるとお尻が痛いし車の動きも変わるし、その状態でスピンして後ろ向きにグラベルに突っ込んだ日には大変な目に合うのでなるべく避けたい事態だ。さらにフレームを擦ると塗装がはがれ、鉄パイプも削れ、そして配線などを固定しているタイラップもみるみる飛んでいく。そう、タイラップが飛んでいくのだ。固定が外れたアクセルワイヤーや燃料ホース、そして配線はトラブルの元凶と化す。このトラブルを見事に防いでいたのはTOYOTA YAMAHA RACING TEAMの2台である。

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一見するとごくごく普通の取り回しに見えるが、エンジンハーネスや燃料ホースは主にシートに固定され、アクセルワイヤーはフロアパネルのベロやインテークサイレンサーのブラケットに固定されている。これにより、フレームより下に出ているものはシートを除くとエンジンマウントとバッテリーマウントの2つだけである。他にも似たようなハーネス類の処理を行っていたチームが複数あったが、これといって無理な取り回しの配線も見当たらず、ビニールテープすら使用せずにきれいに処理する技術はさすが老舗ワークスチームといったところか。

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