冷却効率と保護性能のせめぎ合い:ラジエーターガード

どうも今年のKFはタイヤカスがすごいらしい。いや、筆者の知る限り6年前のSuperKF時代でのタイヤカスも他カテゴリーに類を見ない巨大さではあったが、その当時はタイヤカスがブレーキキャリパーに混入するなんてことはなかった。ところがどうだろう、KFのピットを回ってみるとあちらこちらでタイヤカスがフロントブレーキに噛んだという話を聞く。それが以前紹介したフロントブレーキカバーへと繋がるのだが、今回はラジエーターガードの話をしよう。一般的にラジエーターガードというとこういうものを思い浮かべるだろう。

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瑞浪での菅波冬悟のマシン

上の写真はSUCCEED SPORTS Jr.の2台が瑞浪で装着していたものだ。特にバイク用のアフターパーツに多く見られるが、飛び石や虫などからラジエーターフィンを守るためにラジエーターの前面に装着する網、それがいわゆるラジエーターガードである。バイクの場合はフロントタイヤの真後ろにラジエーターが装着されている場合がほとんどであるために、市販品はステンレスのエッチングで製造されたものが多いようだ。

ラジエーター裏の網

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朝日ターボのマシンのラジエーター裏側

そして昨今のKFマシンに多く取り付けられているのが、ラジエーター裏側の網。リアタイヤから巻き上げられるタイヤカスや飛び石からラジエーターフィンを守るためのものだ。必要最小限の面積のみ覆っているのはやはり冷却効率の低下を嫌ったためだろう。黒色で樹脂製の網がコアに沿うように装着されている。

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澤田真治のマシンのラジエーター裏側

同じEXPRITでもまた異なる方法で網を取り付けているのは澤田真治や宮田莉朋の車両だ。こちらはラジエーターコアから少し離したところにラジエーターガードが装着されている。コアから数センチ離すことでラジエーターへの風通しの良さを改善しようとしているのだが、振動で網が暴れそうなうえに、導風板を導入したほうがよほど効率的なのではないかと考えてしまう。

内側に折れたフィン

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佐藤巧望のマシン

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高橋悠之のマシン

ラジエーターに当たる異物からコアを守るのではなく、そもそも異物がラジエーターに当たらないようにすればいいのではないか?この発想で作られたパーツが装着されているのは佐藤巧望と高橋悠之のマシンだ。佐藤のマシンには先日INTREPID JAPANより新製品として発表されたGreyHound製のラジエーターフィンが、そして高橋のマシンにはアルミ製のフィンがそれぞれ装着されている。リアタイヤよりもわずかに内側に伸びたフィンが異物をラジエーターの外へと排出している。高橋のマシンについているフィンは少々小型のためその効果は完全ではないように見えるが、確実に性能を発揮している。

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