イントレピッドチームの一工夫:バッテリーはシートに取り付け

ここ10年間でレーシングカートの世界にはクラッチ付き、セル付きのマシンが急速に普及し、今やレーシングカートのほとんどがセル付きエンジンを搭載している。以前筆者がとあるジュニアドライバーのお父さんに押し掛けを手伝ってもらえないかと頼んだ時に、「押し掛けしたことないんですけど…」と言われ強いショックを感じたことがあった。ダイレクトにはダイレクトの、そしてセル付きにはセル付きのいいところがそれぞれに存在するように、悪いところもまたそれぞれに存在する。セル付きの場合はやはりパーツ点数の増加があげられる。クラッチ、セルモーター、ハーネス、そしてバッテリー。水冷の場合はそれに加えてラジエーターや、必要であればブレーキの冷却ダクトなどスマートに取り付けるのには頭を悩まされることが多い。INTREPID JAPAN CORSE 佐藤巧望のマシンはバッテリーの取り付け方法に工夫がされていた。

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バッテリーケースがブレーキダクトの上に乗っているように見えるが、実際にはバッテリーケースからステーが生えており、シートに固定されている。これの目的は、先日のTOYOTA YAMAHA RACING TEAMの工夫と同じく、シャーシ下の突起物をなるべく減らすことにある。バッテリーケースはクランプによってフレームに固定するのが一般的な方法だが、INTREPID JAPAN CORSEはシートに固定することによってフレームにクランプされているのはエンジンマウントただ一つという状態にしていた。小型で軽量なリチウムバッテリーだからこそできる方法である。

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またさらにブレーキダクトはバッテリーケースからネジやゴムブッシュを介してつりさげる方法にて固定されている。OTK製ブレーキダクトはその形状からタイラップを使用するとフレームに沿うように装着できる人気の一品だが、この固定方法により縁石で固定が外れてしまうトラブルを未然に防いでいる。

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