2016全日本カート選手権SUGO KF第7戦決勝

img_5927

KF第7戦決勝は11時20分よりスタート。予選の時よりも雨脚は強まり、ウエットパッチもでき始めていた。雨粒は冷たく、かなり肌寒い天候だ。

ホワイトアウトするほどの水しぶきを上げながらレーススタート。前から5佐々木、25佐藤、27西村、16野中、そして12小高がジャンプアップして5番手に上がっていた。5佐々木は好スタートを決め序盤から離しにかかる作戦か、一気にリードを広げようとしていた。このウエット路面の中圧倒的に調子がいいのは12小高だ。16野中を2周目の4コーナーでパスし、27西村を次の周の同じく4コーナーでパス。予選2位の27西村のペースが全く上がらない様子で、トップ4は5位以下と離れていたがじわじわと集団から離されていく。レース序盤、トップを走る5佐々木がアドバンテージを築いていく中12小高は2番手の25佐藤に追いつくと8コーナーでインをつこうとするが失敗、しかし翌周の5コーナーで2番手に上がった。12小高のペースは明らかに5佐々木よりも早く、5佐々木が作った1秒程度のリードはわずか3周程度で消化された。12小高のペースは予選のときとさほど変わらないことから、BSタイヤが雨量の増加に対応できていないようだ。隊列は5佐々木の真後ろに12小高、離れて25佐藤、9高橋、30太田、21三村、さらに離れて11名取、27西村、24大草と続く。レースも1/3程度が消化されたとき、5小高が12佐々木を完全にロックオン。また9高橋も25佐藤に迫っていた。そして4コーナーで12小高がついに5佐々木をパス。切り返しの5コーナーで順位を取り戻そうとする5佐々木であったがそれは辛くも失敗。圧倒的にペースの速い12小高は5佐々木をぐんぐんと引き離していく。レース中盤になると雨量はさらに増加。そこに対応できないのか25佐藤のペースが悪化し、9高橋、30太田、21三村が続々と前へ出ていく。同じYHを使用する12小高に比べると21三村のペースは悪かったのだが、雨量の増加に伴い回復。前を行く30太田に攻めかかっていったまさにそのタイミングで30太田が7コーナーのクラッシュパッドに吸い込まれていき、そのままリタイヤ。これにより隊列は12小高、5佐々木、9高橋、21三村、11名取、24大草、25佐藤となり、またそれぞれは完全に単独走行となっていた。ここで速かったのはやはりYHの2台。他が45秒台で走行する中その2台だけは44秒台で巡行する圧倒的な速さを見せつけていた。21三村は少し離れている9高橋に次第に追いついていっていた。このまま何もなければ5小高が優勝、2位に佐々木、3位が三村だろうと誰もが思っていたその時、なんと突如として2位以下に圧倒的な差をつけトップを走行していた5小高が7コーナーでまさかの単独スピン。すぐにエンジンをかけなおしコースに復帰した時には、21三村の少し後ろの4位に復帰。またこの直後の5コーナーで21三村が9高橋をパス。9高橋も果敢に食い掛ろうとサイドバイサイドの激しいバトルを8コーナーまで繰り広げるが、21三村の速さにはかなわなかった。その少し後ろにいた5小高もやがて9高橋に追いつき、4コーナーでパス。21三村はトップの5佐々木とは距離が離れているものの残り周回数は5周程度。必死のアタックを続ける21三村はコンマ5速いタイムで5佐々木を追いかけるが、その距離を埋めるのはほぼ不可能に見えた。すでに上位グループは単独走行になっており順位の変動はない。そしてチェッカーが降られ5佐々木、21三村、12小高、9高橋、11名取、25佐藤の順でチェッカーを切った。

1位 佐々木大樹のコメント

スタートを決めて逃げるという作戦を考えており、それ自体は成功しました。しかしながら雨量が増えたことで、BSのタイヤはパターン的にYHにくらべ排水性が悪く、不利な状況に追い込まれました。あのパターンはBSタイヤが雨量が少ないときにでも速く走れるように考えてのことでしたが、コンパウンド自体は負けてはいないもののパターンが裏目に出た結果になりました。しかしながらその状況の中でもしっかりと耐え2位を走行しつづけたことが、優勝することにつながりました。天気予報を見る限り午後は雨量が減る方向にあるようですが、天候のことなので正確に予測することは不可能です。その時の状況に応じて自分たちのベストを尽くしていきます。

img_5956

2位 三村壮太郎のコメント

僕自身は序盤は12小高よりも余裕がなく、レース前半にうまく前方へ上がることができませんでした。ペース的にもよくなく、相手のミスを待って順位を上げるような状況でした。しかしながら後半に雨量が増え、YHのペースは落ちずにBSが雨量に対応できなくなったために優位に立つことができました。しかしながらそのような状況になったために、30太田や12小高がスピンしてしまうほどにリスキーな路面となりました。なので80%程度の攻め具合で攻めていきました。9高橋を抜くときや5佐々木に迫ろうとするときには100%で走りましたが、さすがにあそこまでリードを気づいていた5佐々木に追いつくことはできませんでした。BSタイヤは排水性が悪く、逆にYHはいいです。しかしながらBSのほうがソフトなゴムとなっているために、午後のレースも路面コンディションにより勢力図は刻一刻と変わっていくでしょう。

img_5985

3位 小高一斗のコメント

持っているペースが速く、序盤から圧倒的な優位に立つことができたのですが、7コーナーでミスしてしまいました。あれはブレーキを踏んだとたんに突然フロントを持っていかれてしまい、なすすべなくスピンしてしましました。一瞬レースをあきらめかけましたが、エンジンは再始動したのでコースに戻ると、21三村の少し後ろの4位でした。せめて表彰台に登らなければチームのみんなに申し訳ないと思い必死に走り、どうにか3位を獲得することができたので安心しています。午後のレースは、また予選は後方からのスタートとなります。予選を10位前後でフィニッシュし、そのあとは状況に応じてレースをしていきます。

img_5979

img_6032

snapcrab_noname_2016-9-18_13-11-43_no-00

関連記事

ページ上部へ戻る