2016全日本カート選手権鈴鹿 KF第9戦決勝

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今回のKFタイヤ戦争は、ほんのわずかな気温、路面温度差が勝敗を握っているのかもしれない。涼しく日も陰っている11時15分の鈴鹿サーキットで第9戦決勝のスタートが宣言された。

ローリング中に20神がストップし、23台でのスタートが切られた。5佐々木が好スタートを決める中ホールショットをとったのは4朝日、その後ろに5佐々木、24大草、3宮田、2澤田が続き、後方では激しいバトル展開される。2周目の2コーナーで5佐々木が4朝日をパスしトップに立ち、最終コーナーでは3宮田が24大草をパスする。5佐々木、4朝日、少し離れ3宮田、24大草、2澤田、31三宅、11名取、27西村の集団が形成された。4朝日は5佐々木の様子を見ているのか、ストレート最後でチョークしエンジンを温存しながら走っている。トップ集団の多くのラップタイムは48.1~2で変わらないが、3宮田はわずかに速い48.0、また予選を走れずタイヤが残っている後方スタート組が47秒後半台のタイムで猛烈に追い上げを行っていた。6周目の1コーナーで4朝日が5佐々木のインを刺すと、そこに3宮田を先頭とする集団が追いつきてきた。また今週はあまり調子の上がっていない、ランキングトップで鈴鹿に挑んできた11名取がじわじわと7位まで順位を上げてきた。TT、予選と20周近くを走れてずほぼ新品の状態で走っている34角田はトップよりもコンマ5以上速いタイムで次々とパスしていき、11名取や24大草をパスして9周目の時点で5番手までのぼりつめる。この段階でレースは4朝日、5佐々木、2澤田、3宮田、34角田、24大草の順となっている。34角田の勢いはとどまることを知らず25Rで3宮田をパスしていく。さらに次の周に最終コーナーで2澤田をも抜き去り3番手に上がる。24大草はトップ集団のペースについていくことができずじわじわと離れていき、後方からスタートし追い上げてきた18菅波、9高橋、12小高の集団に飲み込まれていく。レースもちょうど折り返し地点を迎えようとしたときにはすでにBS勢はキツくなってきたのかなかなかペースを上げることができない。これは2番手を走行する5佐々木も同じことだった。少しきつそうな動きを見せる5佐々木を34角田はやすやすとパスし2番手に浮上。トップを奪われまいとマシンを必死にプッシュしている4朝日であったが、13周目の最終コーナーでついに34角田にパスされ、34角田がレース中盤にして最後尾からトップに立った。そのまま2位以下にある程度の距離を保った段階でクルージングに移行した34角田と、3位以下とも差が開きトップとほぼ同じタイムで走行する4朝日。その後ろの3位争いではタイヤがきつくなってきた5佐々木に2澤田が迫ろうとするが、ギリギリのところで抜きに入ることができずにいるときに、3宮田が2澤田を最終コーナーでパスした。しかしこの3台のペースはまったく変わらないため3位争いは緊張状態が続いていく。そのさらに後ろの6位争いは18菅波、9高橋、12小高の3台。18菅波は後方に若干のリードを保っていたが9高橋がじわじわとそこにせまっていき、レースも残り5周というところで9高橋が6番手に立つと、12小高もそれに続き6位争いが激化する。12小高はさらに9高橋のインを刺し、そこに18菅波も続くと、18菅波は最終コーナーで12小高にも迫るがこれは失敗。この機会を生かし9高橋が18菅波とバトルを展開すると、12小高に余裕が生まれた。またここでランキングトップの11名取がバックストレートでまさかのストップ、リタイアしシリーズチャンピオンの行方ははさらに混沌としてきた。3位を走っていた5佐々木はついに限界を迎えたのか3宮田や2澤田にパスされ5番手まで順位を落とす。そしてチェッカーフラッグが降られ、34角田、4朝日、3宮田、2澤田、5佐々木、12小高、18菅波、9高橋の順でゴールラインを通過した。

1位 角田裕毅のコメント

TTも予選もエンジントラブルにより走れずじまいでタイヤが残っており、優勝してもおかしくない状況でした。この機会を逃してはいけないと、最後尾スタートではありましたが前へ前へとマシンを走らせました。似たような状況となった茂原では3宮田に勝つことができなかったので、あの時の反省を生かし、なるべく無理せず抜けるタイミングを見計らないながらパスしていきました。次の第10戦ではちゃんと予選を走り戦いたいですが、後方からのスタートとなるので、前からのスタートと比べるとタイヤにも厳しい戦いとなるでしょう。このあたりを考えて戦っていきます。

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2位 朝日ターボのコメント

作戦通りのレース展開ではありましたが、レース中盤の時点で34角田に追いつかれてしまったのはきつかったです。彼は僕と比べて20周ほど走っていないので、その差を埋めることは難しいことでした。ただ、同条件のドライバーと比べてもペースがよく、やれることはやれたと思います。自分の調子も悪くなく、努力した結果ではありましたが、優勝するのはかなり難しいレースでした。

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3位 宮田莉朋のコメント

5佐々木を抜くのに非常に時間がかかってしまった、ここに強い悔いが残るレースでした。もし早めに前に出ていれば、4朝日に勝つことができたかもしれません。しかしそれ以外ではペースもとてもよく、次の第10戦に対しての手ごたえを強く感じました。どう対策していくかを考え、優勝を狙っていきます。

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