2017全日本カートSUGO:DUNLOPの勝因

世界最速のカートレースへと進化を遂げた全日本カート選手権のトップカテゴリー、OK部門。その開幕戦を担ったスポーツランドSUGOの表彰台の頂に立ったのは、2戦連続でDUNLOPタイヤを装着した佐藤蓮だった。優勝候補の呼び声が高かった2014年から3年連続でSUGOで優勝したBRIDGESTONE×佐々木大樹の最強タッグはついに陥落、またYOKOHAMAの三村壮太郎は第2戦では4位入賞の大活躍を魅せるなどタイヤ戦争の勢力図も大きく動き出している。過激なほどに白熱したタイヤ戦争はついに気温が数度違うだけでグリップや耐久性が大きく変化してしまうまでの突出した性能を生み出すまでになった。宮城の地での勝因と、シーズンの行く先はいったい何なのか。DUNLOP開発担当者の大小瀬求氏に話を聞いた。

Paddock Gate 藤松楽久:ついにDUNLOPがこのスポーツランドSUGOで優勝、しかも2連勝をすることができましたね。おめでとうございます。

DUNLOP 大小瀬求:ありがとうございます。ここで勝つことができて、本当にほっとしています。

藤松:第1戦、第2戦ともに佐藤蓮が優勝、2位に朝日ターボとなりましたが、それについてはどう思いますか?

大小瀬:もちろん佐藤蓮が優勝したことはとてもうれしいです。第1戦は予選をトラブルで走れなかったですが、第2戦は予選決勝をフルで走っての優勝ですから、我々のタイヤの優位性が示せたと思います。そして開発ドライバーの朝日ターボがこの開幕戦で表彰台に乗ったという事は、やはり開発の面からも、そしてシーズンを通じてという面でも、とてもいい弾みになったでしょう。

藤松:今年のシーズンは車両のレギュレーションが大きく変更されただけでなく、最終戦の鈴鹿を除く全てのサーキットでの開催時期の変更、また次戦の本庄サーキットは最高峰カテゴリー初開催となるなど変化の大きい年ですが、DUNOPはこれからどのように戦っていくのでしょうか。

大小瀬:昨年から比べると様々なことが大きく変わっています。ですので、他社や他チームの動きと合わせて予想するのは困難です。自分たちがそこで何ができるのか、それをやっていくだけです。そもそもOKという車両がいったいどういうものなのか、ということさえもこれから分かっていくことです。車両の変化に対してどれだけマテリアルを合わせていくことができるのか、そこに必要なのは開発のスピードであったり技術力であったり、もしかすると開発者のセンスなのかもしれません。

藤松:2戦とも3位にはBRIDGESTONEが、そして第2戦ではYOKOHAMAが4位を獲得するなど、全く油断のならないシーズンになりそうですね。

大小瀬:もちろんこのまま行けるとは思っていません。一瞬でも気を抜いたならば、あっという間に負けてしまうでしょう。そうならないように、我々はただひたすらに開発を続けていきます。

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