OTK系新ワークススーツに迫る!

トニーカートを代表とするOTK系のシャーシはここ数年大幅なモデルチェンジをしておらず、新しい物好きな筆者としては「今年も現状維持なのか」と残念に思うこともある。噂話程度のレベルでは材質の変更があるだとか、実はブランドによって微妙に特性が異なるだとかいう話も耳にすることがあるが、さすがに新車をすべて試す機会もなければフレームを切り刻み材質を特定することもできない。そんな中、今年の初めにあるニュースを耳にした。どうやらワークススーツがSPARCO製からOMP製に変更になったらしい。これは気になる。ということで、トニーカートワークスチームで全日本カート選手権KF部門に出場している高橋悠之選手にその着心地や感触を聞いてみた。

緑×白のトニーカラーはサーキットでも非常に映える。

緑×白のトニーカラーはサーキットでよく映える。

Paddock Gate 藤松楽久(以下藤松):今年からスーツのメーカーがSPARCOからOMPに変更になりましたね。私は過去にOMPのスーツを所有していたこともあるのですが、その時の印象は正直かなりダボダボで、スマートではないなと思っていました。高橋さんが今着ている新型のスーツはどうですか?

TONY KART RACING TEAM JAPAN 高橋悠之(以下高橋):今着ているスーツは採寸して作ってもらったものなのですが、柔らかいうえにすごくフィット感があっていいですね。今までだと微妙に自分の体とスーツにズレが生じているところもあったのですが、これはばっちり合ってます。しかも、ちゃんと立っているときのことではなく、シートに座った状態のことを考えて作られています。膝の内側にパッドがあるのですが、これの位置もばっちりで全く邪魔になりません。私もOMPのスーツはダボっとしたイメージがあったのですが、これは今までで一番すっきりしていて着心地もよいのでとても気に入っています。

トニーワークススーツの特徴でもあるドライバーごとの肩の色の違いは今回のスーツにも継承されている。

トニーワークススーツの特徴でもあるドライバーごとの肩の色の違いは今回のスーツにも継承されている。

膝の内側、タンクに当たる部分にはパットが装着されている。

膝の内側、タンクに当たる部分にはパットが装着されている。

藤松:今回のスーツはスポンサーロゴや模様が全部プリントとなっていますが、思っていたよりも安物感がなく、むしろ色鮮やかできれいに見えます。そのあたりはどうですか?

高橋:私も同感です。緑はもちろん白の色もきれいですし、一つ一つのロゴがきれいな発色をしていて、自分では走っているところを生で見れないのが残念で仕方がないです。もちろんプリントなので刺繍と違って柔らかく動きやすいので、ドライビングも快適ですね。

色鮮やかなプリントで安物感は感じられない。

色鮮やかなプリントで安物感は感じられない。

藤松:シューズやグローブも今回からOMP製になったのですか?

高橋:グローブは今回間に合わなかったので次回からになってしまうのですが、シューズは今回からOMP製を使っています。紐ではなく、ダイヤルで締め付け具合を変更できるので簡単に履ける上に紐がペダルなどに絡まることもありません。安全面も機能面もかなり考えられていて、とてもいいシューズです。

ダイヤルを回すだけで締め付け具合を変えられるシューズ。

ダイヤルを回すだけで締め付け具合を変えられるシューズ。

藤松:実は2月の鈴鹿選手権のときに、市販品をトニーカートさんにお願いして見せてもらったんですよ。その時にもすごく柔らかい素材でプリントもキレイでいいなと思ったのですが、唯一背中にあるストレッチ素材が薄くて耐久性はどうなんだろうと感じました。高橋さんはどうおもいますか?

高橋:今のところ特に問題は感じていません。素材は柔らかいしすごくよく伸びるし、使っていて壊れそうだなと思ったことはありません。機能面も見栄えもすばらしい、良く作られているスーツだと思います。

背面のストレッチ素材で乗車時の快適性能を向上させている。

背面のストレッチ素材で乗車時の快適性能を向上させている。

乗車時もカートと色合いがそろっていて美しい。

乗車時もカートと色合いがそろっていて美しい。

もちろん高橋選手が使用しているスーツはオーダーメイド品のため市販されている物とは異なるものの、その仕上がりは実に美しく筆者の従来のOMPスーツのイメージを覆すものであった。市販品を購入する場合は、トニーカートジャパン曰く従来のSPARCOより2~3サイズ下のサイズがオススメだそうだ。購入を検討している方は是非参考にしていただきたい。

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