世界最速のカートレースへと進化を遂げた全日本カート選手権OK部門。その開幕戦を制したのは、昨シーズン全日本カート選手権FS-125部門を全戦優勝で飾った佐藤蓮だった。並み居る強豪たちを跳ね除け、DNSに終わった第1戦予選以外の全セッションを誰よりも速く駆け抜けたルーキーは、新時代の幕開けを声高らかに告げた。水色×白の爽やかなカラーリングに蛍光レッドのコントラストが特徴的な新星は、今シーズンいくつの表彰台の頂を照らすのか。少なくとも、次回の舞台である本庄サーキットに強い自信を抱いていることは間違いない。
Profile
佐藤 蓮 (サトウ レン)
生年月日:2001年8月5日
出身:東京都
チーム:Drago Corse
ゼッケン:85
マテリアル:Drago Corse / TM / DUNLOP
スポンサー:boxy’s paint / 銀座クリアデンタル
最近の戦歴
2012年 | ジュニアカート選手権FP-Jr Cadetsクラス シリーズチャンピオン |
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2013年 | ジュニアカート選手権FP-Jrクラス シリーズチャンピオン |
2014年 | 地方カート選手権FS-125クラス シリーズチャンピオン |
2015年 | 全日本カート選手権FS-125クラス シリーズ5位 |
2016年 | 全日本カート選手権FS-125クラス シリーズチャンピオン |
前回のレースについて
レースウィークに入ってからの調子が非常によく、セッティングもうまく決まったため土曜日のTTではポールポジションを獲得することができました。しかし第1戦の予選ではローリング中にミスをしてしまったためにスタート出来ませんでした。ですので決勝は最後尾からの追い上げとなりましたが、ここでは新ルールのフロントフェアリングに注意しながら1台ずつ慎重に抜いていき、結果トップまで追いつき優勝することができました。第2戦では予選はタイヤを温存しつつ2位に抜かれない程度のペースで走り、決勝でも最後までペースを落とすことなく走り切ることで優勝することができました。タイヤのマネージメントをしっかりできたこと、この点がこれからシーズンを戦っていくための自信に繋がりました。ただ、第2戦決勝のスタートでは慎重になりすぎたためアウトからまくられてしまうなど、2戦ともにスタートでの課題が見えたため、次戦からはそこを意識して改善していきます。
次回の本庄サーキットについて
本庄サーキットはジュニア時代から走っているため、他のOKドライバーよりもコースを熟知しています。タイヤテストでもとても好調だったので、次戦も優勝を狙えると思います。
一目置いているライバルや、次戦の強敵
やはり三村壮太郎選手ですね。同じチームということもあり、今回のSUGOでは様々なことを教えていただき、とても助けられました。第2戦の三村選手のタイヤの使い方や速さにはとても驚きました。次戦の本庄はタイヤの減らないコースなので、三村選手は必ずトップ争いに食い込んでくると思います。
次戦への意気込み
次戦もポールトゥウィンを目指して、かっこいいレースができるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!