昨シーズン復活を果たした名門birelワークスであるTeam birelARTは、今シーズンから元F1ドライバーの井出有治を監督に迎え体勢を強化しているが、そこからOKに出場するのがドライバーが名取鉄平だ。全日本トップカテゴリー初参戦となった昨シーズンは堂々のシリーズ3位を獲得し、2年目となる今シーズンは赤×白の鮮烈なマシンにシングルゼッケンがさんさんと輝いている。本庄サーキットで行われたオートバックス全日本カート選手権第4戦では、名取は目まぐるしく順位が入れ替わる熾烈なバトルを制しBRIDGESTONEに今季初優勝をもたらした。実のところ次戦のフェスティカサーキット瑞浪が苦手だと語るが、彼なりのブラフに違いない。
Profile
名取 鉄平 (ナトリ テッペイ)
生年月日:2000年9月11日
出身:山梨県
チーム:Team birelART
ゼッケン:3
マテリアル:birelART / IAME / BRIDGESTONE
スポンサー:RAGNO RACING OIL / Cheese Entertainment JUCOVIA / KOBAYASHI DENTAL CLINIC / WAIBLINGEN / Arai Helmet / R’S DESIGN / EXGEL Motorsport / 山梨学院高等学校
最近の戦歴
2013年 | ASIA-PACIFIC Championship FP-Jr 優勝 |
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2014年 | PETRONAS Challenge CUP シリーズチャンピオン ROK CUP INTERNATIONAL FINAL Junior ROK 世界大会 6位 |
2015年 | ASIA-PACIFIC Championship X30 優勝 |
2016年 | オートバックス全日本カート選手権 KF部門 シリーズ3位 |
前回のレースについて
反省点としては第3戦のスタートで出遅れてしまったことが一番です。スタートで出遅れてしまったことから集団に飲み込まれてしまい、第3戦は自分の思うようにレースができませんでした。一方第4戦の決勝ではスタートから流れがよく、路面温度にも恵まれ非常に落ち着いてレースができました。第3戦での失敗を第4戦に生かして集団に飲み込まれないよう、序盤にトップをキープできたことが勝利へ繋がったと思います。中盤に何度か順位を落としてしまいましたが、ファイナルラップの立ち上がりでのオーバーテイクなど相手の動きをよく見て的確に判断できたことが良かったと思います。カートのレースはスタートのポジション取りがレース中盤へ大きく響いてしまうので、次戦ではミスのないようしっかり改善します。
次回のフェスティカサーキット瑞浪について
正直、フェスティカサーキット瑞浪は日本で一番苦手なサーキットです。僕はコーナーにメリハリのあるコースが好きなのですが、瑞浪は1つ1つのコーナーのRが非常に大きいので、とても苦手です。ですがタイヤテストでは調子は悪くなかったので、苦手なサーキットでどこまで順位を上げられるか楽しみです。
一目置いているライバルや、次戦の強敵
第4戦で優勝したので、特にいないです。
次戦への意気込み
チームのみんなやスポンサー様、応援してくださる方々に少しでも恩返しができるよう1戦1戦全力で戦います!