2016全日本カート茂原:DL開発担当者に聞いた「今回の勝因」

今回の全日本カート選手権茂原ツインサーキット大会では、雨ではYOKOHAMAタイヤが、そしてドライのレース序盤ではBRIDGESTONEタイヤが強さを見せたが、それでも全セッションでトップを獲得したのはDUNLOPタイヤであった。前戦の瑞浪から4連勝を飾ったDUNLOPタイヤ、そこにはどのような勝因があったのだろうか。開発担当者である大小瀬さんに、第6戦終了直後に話を聞いてきた。

IMG_4012

Paddock Gate 藤松 楽久(以下藤松):瑞浪から数えると4連勝という結果になりましたね。おめでとうございます。瑞浪と同じく雨とドライの両方のコンディションがあった戦いとなりましたが、まずはレインタイヤについてから教えてください。

DUNLOP 大小瀬 求(以下大小瀬):瑞浪のレインコンディションで優勝の結果を残すことができたことから、レインタイヤの考え方に間違いがないことがわかりました。しかし、瑞浪では雨でのタイムトライアルがなかったので、よりタイムが出せるようなタイヤ選択を行いました。これにより、DUNLOPタイヤで上位をとることができました。

©Sawada Kazuhisa

©Sawada Kazuhisa

藤松:土曜日の公式練習では多くのレインタイヤをテストしていましたね。その結果が実ったタイムトライアルとなったのでしょう。次にスリックタイヤについて教えてください。

大小瀬:今回の場合、土曜日の豪雨の影響でスケジュールが変更となり、日曜日に2回ずつ予選、決勝が行われ、土曜日のタイムトライアルだけがレインコンディションとなりました。このため、第5戦、6戦で走行する距離は同じであり、ほとんど変わらないフォーマットでの戦いとなりました。第5戦と第6戦を見比べると、第5戦での我々のタイヤは温まりがよいように映ったのかもしれませんが、我々としてはそのようには考えていません。今回のDUNLOPタイヤの強みは後半のタレが少ないことです。どんなレースでも後半のペースを落とさないことが必要になってきます。もちろん温まりがいいに越したことはありませんが、それは二の次です。レース序盤はドライバーやレース展開に依存する場合が多いですから。しかし、第6戦終盤の宮田莉朋と角田裕毅のバトルは見ていて寿命が縮まりました。

IMG_2306

藤松:最後のトップ2のバトルは私もとても興奮しました。最後の最後にあのバトルができる2名の技量、そしてDUNLOPタイヤの性能には感服しました。

大小瀬:私は去年から開発責任者を担当させていただいているのですが、今年の開発ドライバーである澤田真治、宮田莉朋、朝日ターボ、そして去年の開発ドライバーである坂口セナ、この4名の中で私が責任者になってから宮田莉朋だけ優勝がありませんでした。今回ついに宮田莉朋が優勝したので、これで私が責任者になってから開発ドライバー全員が勝つことができました。私にとってこの茂原大会はとても感慨深い一戦となりました。

IMG_4022

関連情報

関連記事

ページ上部へ戻る