INTREPID JAPANは2021年6月15日、イタリアのシートメーカーGreyHoundと共同開発した超低重心のプロトタイプシートを発表した。
トップクラスの低重心化を狙うフルホールドタイプシート
世界一グリップするスペシャルタイヤを用いて争われる全日本カート選手権OK部門では、近年とにかく低重心が求められる傾向にあるが、このプロトタイプシートはそこに照準を向け開発された。一見すると同社のフルホールドタイプであるRS2-T zeroまたはRS3-T zeroに近い形状に見えるが、比較すると背中の角度や底面の形状の違いによって低重心化を図っていることがわかる。
実はこのシート、すでに先日の全日本カート選手権鈴鹿大会でINTREPID JAPAN CORSEが実戦投入しており、タイムトライアルでは佐藤凌音がグループ3番手タイムを記録する等の成果を残している。高反発・セミソフトなRS2&高反発・ソフトなRS3の2タイプを用意し、29~31サイズ合わせて合計20個程度が全日本カート選手権御殿場大会の直前に入荷する予定とのこと。