レーシングギアメーカーSPARCOの日本正規輸入元であるエンパイヤ自動車株式会社は、SPARCO Young Driver Programを立ち上げ、国内の若手ドライバーの支援を行っている。今回は2021年よりそのサポートドライバーに加わった竹本優月輝(TAKAGI PLANNING / 全日本カート選手権FS-125部門)選手に、 全日本カート選手権オートパラダイス御殿場大会についてインタビューを行った。
焦りからマシンの性能を引き出しきれなかった
「木・金曜日は雨で走れませんでしたが、APGは去年はFP-3で走っていますし、X30では前哨戦となる地方戦にも出場しました。またDUNLOPのタイヤテストにも参加したので、データに関しては十分に持っているつもりでした。であるにも関わらず今回良い結果を残せなかったことは残念です。その原因は、先週の練習走行から雨続きで、その癖を抜けきれなかったことにあると考えています。土曜日からドライになり、冷静に考えればライン一つにしてももっと丁寧に走れるはずでしたが、タイムが出ず、順位も下がっていき、焦ってどんどんドライビングが雑になってしまいました。」
「マシンの仕上がりは十分でした。セットアップの方向性は間違っていなかったのですが、自分の走りを合わせられませんでした。マシンの性能を100%引き出す走りができなかった、それが今回の敗因です。次戦の中山サーキットは、去年FP-3でポールポジションを取った、比較的得意なコースです。なのでそのチャンスを生かして、開幕戦のようにポール・トゥ・ウィンを決めたいです。」
SPARCOの挑戦に応えられる走りをしたい
「今回たくさんのエントリーの中から僕をSPARCO Young Driver Programに選んでくれた、まずはそこに感謝しています。僕はカートに初めて乗ったときからSPARCOを使ってきました。今はチームの関係で他社のスーツを着用してはいますが、練習で乗っているフォーミュラではヘルメットからシューズまですべてSPARCO製品で統一しています。このプログラムは彼らにとっても挑戦だと思うのですが、そこに自分が選ばれたというのは自信にもなりますし、そこに応えられるような走りをしなければならないと意識しています。」
「僕はいつも練習では速いのですが、前日雨で当日晴れといったような路面の急激な変化に臨機応変に対応できていません。今回はそれが大きく出てしまったので、メンタルも含めてきちんと調整して、今年中にその癖を直したいです。プロフェッショナルなレーシングドライバーを目指しているので、まずは今年のFS-125部門でランキング6位以内に入り、四輪の国内限定A級ライセンスを取得するのが目標です。来年はOK部門への出場する予定なので、ステップアップのためにきちんと結果を残したいです。それと同時に、しっかりとした人間になっていかなければならないと考えています。」
関連情報
SPARCO(スパルコ)日本正規輸入元 sparco-japan
Official Impoter of JAPAN SPARCO(スパルコ)日本正規輸入元 エンパイヤ自動車株式会社