OK第6戦予選ヒートは14時10分からスタート。グリッドはTTの順位に戻り、佐藤蓮がポールシッターを務める。スタート前に田中照久がトラブルかDNSになってしまう。残暑の中隊列が組まれ、予選ヒートが始まった。
佐藤蓮と荒尾創大が二台並んで1コーナーに飛び込むと、3コーナーを曲がった時点で荒尾創大がトップに立った。そこに佐藤蓮、佐藤凌音、山越陽悠、遠藤照剛、高橋悠之、金子修、平安山良馬が続く。高橋悠之は最終コーナーで遠藤照剛を交わし5番手に上がる。2周目、シケインで佐藤凌音が佐藤蓮をパスすると、続きざまに山越陽悠もヘリポートで佐藤蓮をパス、更に高橋悠之がそこに続こうと1個目のS字で並びかけるもこれは失敗。その間にトップ荒尾創大は少しマージンを築いた。山越陽悠は勢いがよく、続く3周目のシケインで佐藤凌音をパスし2番手に浮上。佐藤凌音は4周目にのヘリポートコーナーで佐藤蓮にかわされ4番手までドロップした。また同周回のシケインで佐々木大樹がコースバリアに接触、そのまま右側にマシンを止めリタイアした。周回は重ねられ6周目、トップ荒尾創大の背中を捉えた山越陽悠がまたしてもシケインで並び、ついにトップを奪う。さらに高橋悠之は佐藤凌音をパスし4番手まで上がってくると、8周目の1コーナーで佐藤蓮とともに荒尾創大をパスした。これによりトップ集団は山越陽悠、佐藤蓮、高橋悠之、荒尾創大、平安山良馬、佐藤凌音、遠藤照剛、鈴木斗輝哉の8台となる。
9周目、トップ山越陽悠のペースがよく、集団からわずかにだが逃げ始めた。また佐藤凌音に対し3コーナーで遠藤照剛が、ヘリポートコーナーで鈴木斗輝哉が迫り、佐藤凌音は2つ順位を下げる。各車微妙な距離感を保ち動きがない中、11周目にまさかの事件が起こる。山越陽悠がヘリポートコーナーの立ち上がりで縁石に足を取られたかアウト側に落ち、そのままストップしてしまったのだ。この混乱により上位集団の順位は大きく変動。12周目にはトップが高橋悠之、以下佐藤蓮、荒尾創大、鈴木斗輝哉、平安山良馬、遠藤照剛の順となる。第2集団からは大宮賢人と金子修が迫ってきている。トップ4が逃げ始める中、14周目のヘリポートコーナーで大宮賢人と金子修が、遠藤照剛に抜かれた平安山良馬を2台同時にパス。平安山良馬はトラブルか順位をどんどん下げていった。16周目にはヘリポートコーナーで荒尾創大が佐藤蓮をパス、更に最終ラップの3コーナーで鈴木斗輝哉が佐藤蓮をパスするとチェッカーが出された。
トップは序盤に追い上げを見せた高橋悠之、2番手に荒尾創大、3番手鈴木斗輝哉、以下佐藤蓮、遠藤照剛、大宮賢人、野村勇斗、金子修、朝日ターボ、佐藤凌音がトップ10となった。