OK第10戦予選は11時20分から16周にて行われる。薄っすらと出てきた雲によって日差しは少し弱くなっている。全車皮むきを行っていない状態の新品タイヤを装着し、グリッドはTTの順位に戻る。2度目のローリングからの加速時に皆木駿輔が接触によりホームストレート上でスピンしDNS、さらに半田昌宗も複合でストップ。2台少ない状態で再度隊列が組まれ、3度目のローリングでようやくレースがスタートした。
ホールショットを決めたのは洞地遼大、そこに荒尾創大、清水啓伸、小椋梓、佐野雄城、佐藤蓮、大宮賢人らが続く。佐野雄城は4コーナーで、、佐藤蓮は6コーナーで小椋梓をパスしていく。2周目、トップ5が第一集団となり、第2集団の先頭に小椋梓という構図になる。1~2コーナーで7番手の大宮賢人を遠藤照剛と高橋悠之をパス。さらに6コーナーで清水啓伸が洞地遼大をパスしトップに立ったが、次の3周目の6コーナーで洞地遼大が再びパス、さらに4周目の複合で再びトップが入れ替わり洞地遼大が前に立った。このとき後方から小椋梓、高橋悠之、大宮賢人の3人が接近し、トップ集団が8台となった。大宮賢人は複合で高橋悠之をパスし7番手に浮上した。
5周目、3番手荒尾創大に対し6コーナーで佐野雄城がインを刺しパス。小椋梓はトップ集団のペースには追いつけないかじわじわと離れており、6周目の6コーナーで大宮賢人にかわされる。また7周目頃から洞地遼大と清水啓伸のトップ2がじわじわと後方を引き離していく。7周目、小椋梓を1コーナーでパスした高橋悠之だったが、8周目には小椋梓に6コーナーで順位を取り返される。高橋悠之はペースが不足している様子で9周目に鈴木斗輝哉や渡部智仁らにかわされ順位を落としていく。それと同周回の6コーナーでしばらく動きを見せていなかった佐藤蓮が荒尾創大をパスし4番手に浮上した。荒尾創大は少しペースが足りないかじわじわとトップ4から引き離されていき、そのトップ4も付かず離れずの間合い、6番手大宮賢人は単独、その後方では11周目に鈴木斗輝哉が小椋梓のインを突くがこれは失敗、しかし続く12周目の1コーナーでインを刺して7番手に立った。
14周目、付かず離れずとなっていたトップ4だが、2番手と3番手の間隔が僅かに詰まった。この瞬間を見逃さなかった佐野雄城が6コーナーで清水啓伸をパスし2番手に浮上。8番手争いは複合で山越陽悠と渡部智仁が小椋梓をパス。ここで失速した小椋梓に対し15周目の3コーナーで遠藤照剛がインに入ろうとするが2台は接触、小椋梓はアウト側に弾き飛ばされマシンはストップした。また同周回の複合で佐藤蓮が清水啓伸をパスし3番手に立った。ファイナルラップには6番手大宮賢人に対し追いついた鈴木斗輝哉が迫るが大宮賢人がブロック、しかし複合で鈴木斗輝哉が順位を入れ替えた。
ここで16周の予選が終了した。トップは洞地遼大、2番手佐野雄城、3番手佐藤蓮、以下清水啓伸、荒尾創大、鈴木斗輝哉、大宮賢人、山越陽悠、渡部智仁、遠藤照剛がトップ10となった。