BirelARTは2022年型シャーシとなるS14シリーズを発表しました。これは従来のS12シリーズをベースに改良を加えたもので、フレームジオメトリーの変更の他、アクセサリー類の更新も行われています。RYとCRYの30モデルには新しいホモロゲーション番号である007/CH/10が、32モデルには従来の番号である007/CH/12が適用されます。
ノンシフター用フレーム
ジュニアとシニアのノンシフタークラス用にはRY30-S14とRY32-S14の2つのフレームが用意され、フレームのジオメトリーがアップグレードされました。またHI-TECHシリーズの調整可能なペダル、調整可能なマフラーサポート、KGの507/508フェアリング、そして新型のステッカーキットが装備されます。新型の鍛造アルミニウム製フリーラインペダルはより高い強度を保証するとともに、容易な位置調整によって多くのドライバーに対応します。
シフター用フレーム
シフタークラスにはCRY30-S14とCRY32-S14の2つのシャーシがあります。これは調整可能なマフラーサポートを除きノンシフターモデルと同様の技術革新が施されています。またHI-TECHシリーズの新型トランスミッションコンロッドは鍛造アルミニウム製で高剛性になり、より正確でダイレクトなシフトチェンジを可能としました。
さらにDD2用となるCRY30RX-S14とCRY32RX-S14も用意。こちらはトランスミッションコンロッドが無いことを除けば、シフターカートと同様のアップデートが施されています。
MINI用フレーム
またMINIクラス用シャーシであるC28 S124はホモロゲーション番号007/CH/92を取得。フレームのアップデート、新しいアジャスタブルマフラーサポート、KG MK20フェアリングに加え、HI-TECHシリーズの新しい調整可能なステアリングコラムサポートを装備。若いドライバーが理想的なドライビングポジションを見つけることができるようになりました。
ブレーキシステムに変更はありませんが、新たにホモロゲーションを取得しました。しかしシフターの新しいフロントブレーキ用システムを開発中です。次のシーズンに向けてBirelARTが提供するイノベーションのリストは、Φ50シャフト用の新型100mmリアハブによって完成します。
Birel ART | Birel ART introduces the New 2022 Chassis
After carrying out the usual development work during the 2021 season with an extraordinary level of commitment, the Italian manufacturer officially launches the models for the year 2022.