2022全日本カート選手権の神戸スポーツサーキット大会を戦ったセッティングを配信します。出場したFP-3部門はYAMAHA スーパーSSとほぼ同規則となる最低重量150kgが設定されている、YAMAHA KT100シリーズのエンジンを使用するカテゴリーです。タイヤはBRIDGESTONE SL17です。
今回は日曜日にスプロケット変更を除きフレーム側のセッティング変更は全く行いませんでした。一部気になる点は残ったものの、状況に合わせたタイヤのエア圧調整だけでレースを戦える、レベルの高いセッティングに仕上がりました。
神戸スポーツサーキット×PAROLINのセッティング
レースレポートでも書いたように、今回は時間とサーキットに対する経験値がない中で戦ったので、いくつかのパーツを予め決め打ちしていました。
ホイールまで試すのは手間がかかるので、本番で使用するのは手持ちで最も高剛性なMXCホイール一択としておきます。PAROLIN純正のダグラス製ホイールとはオフセットが違うので注意が必要です。PAROLIN純正リアハブは外形が大きくMXCホイールが装着できないので、必然的にOTK純正リアハブを使用することになりました。本当はPAROLINハブのほうが4mmほど長く剛性も高いので、フィーリング的にはそちらを使いたいところではありました。
またエンジンマウントはTripleK製スライドマウント、スプロケットハブはTripleK 匠の一択です。素早いセッティング変更はもちろん、チェーン脱落防止に大きな効果を発揮します。チェーンサイズは219で、ノンシールタイプのチェーンを使用しました。決勝を戦ったギアは11-86丁です。TTはリアに84丁を使用しましたがこれは完全に失敗で、予選は85丁を選択していました。抜きどころで刺しやすかったので85丁も良かったのですが、トータルでは86丁に優位性があったように思います。