OK第6戦予選ヒートは11時30分から15周にて行われる。昨日のセカンドチャンスヒートでのクラッシュが影響し田中照久が今朝リタイア届を提出したため第6戦のエントリー台数が34台となった。このため第6戦に関しては予選ヒートがグループ分けなしで1回のみとなり、セカンドチャンスヒートと予選落ちが消滅した。グリッドはTTの着順に戻り、加藤大翔を先頭とする34台での隊列が組まれた。
レッドシグナル消灯直後に加藤大翔が好スタートを決め、アウトに目一杯マシンを振って1コーナーへ進入していく。と同時に前方で接触が発生し、山田杯利、藤井翔大の2台が1コーナーアウト側にスピンアウトした。これにより順位が大きく入れ替わった。隊列はトップ加藤大翔と熊谷憲太が抜け出し、3番手に半田昌宗、その後は少しずつ離れての佐野雄城、鈴木斗輝哉、三村壮太郎、渡会太一、野澤勇翔、清水啓伸、皆木駿輔と続く。スタート直後の混乱のためか密集した集団は形成されていない。
トップ2が抜け出した以外に全体的に大きな動きがないが、3周目に渡会太一が三村壮太郎をパスして6番手に浮上。また高いスピードを見せる清水啓伸が4周目に野澤勇翔を交わし8番手に立った。7周目、5番手を走行していた鈴木斗輝哉のペースに陰りが見え始めた。鈴木斗輝哉、渡会太一、三村壮太郎、清水啓伸の4人が集団となると、5コーナーで渡会太一が鈴木斗輝哉に迫るが届かず、8コーナーで再トライするが鈴木斗輝哉のブロックに阻まれた。最終コーナーでは清水啓伸が三村壮太郎を交わし7番手に浮上した。8周目、鈴木斗輝哉は4コーナーでブロックラインを走り牽制をかけるが、5コーナーでついに渡会太一が5番手に浮上。さらに9周目の4コーナーで清水啓伸が、8コーナーで三村壮太郎が鈴木斗輝哉をパスすると、その後ろから野澤勇翔と金子修が追いつき、2人同時に10周目の4コーナーで鈴木斗輝哉をパスした。
11周目、隊列はトップから加藤大翔、熊谷憲太、半田昌宗の3人が単独。4番手争いは佐野雄城、渡会太一、清水啓伸の3人。単独7番手の三村壮太郎を挟んで8番手争いが金子修、野澤勇翔、鈴木斗輝哉となっている。13周目の最終コーナーで中段あたりで複数台が絡む接触が発生、朝日ターボと佐藤凌音の2台がピットレーンに避けたが、数台がホームストレートのクラッシュパッドに接触しながら最終コーナーを立ち上がっていった。
15周目、4番手争いが激化。佐野雄城、清水啓伸、渡会太一の3台で形成されるこの集団だが、ポジションをキープしようとブロックする佐野雄城に対し5コーナーで清水啓伸がインを刺した。すかさず佐野雄城がクロスを取ると、これに乗じて渡会太一がS字で清水啓伸をパス。さらに渡会太一は8コーナーで佐野雄城に迫るもこれは届かず。最終コーナーまでラインが交錯していった。
混乱の予選ヒートTOP10は、トップから加藤大翔、熊谷憲太、半田昌宗、佐野雄城、渡会太一、清水啓伸、三村壮太郎、金子修、野澤勇翔、高橋悠之となった。