一般的にマシンのスピードレンジが上がれば上がるほどブレーキへの負荷は高まっていく。スペシャルタイヤ×チューニングエンジンの全日本カート選手権OK部門ではそれは特に強く現れ、ブレーキトラブルによりレースをリタイアするマシンも時折見られる。このため多くのOKマシンにはブレーキダクトが装着されているのだが、とある物を流用してブレーキダクトの冷却効果を向上させていたのがRosa Drago Corseのマシンだ。
意外な物の流用で高効率ブレーキダクトを制作
この写真はスポーツランドSUGO大会で三村壮太郎のマシンを後ろから撮影したもの。ブレーキキャリパーが銀色の部品ですっぽりと覆われていることが見て取れる。ラジエーター横に取り付けられたTriple K製ブレーキダクトから送られてきた空気が漏れなくブレーキキャリパーに送られ、ブレーキシステム全体をしっかりと冷却してトラブルを未然に防いでいる。
この銀色のカバー、実はかなり意外なもので制作されているのだが…。