2023年1月13日、SLOは2023年SLカートミーティング規則書(案)を発表しました。
2023年SLカートミーティング規則書の変更点
2023年SLカートミーティング規則書に大きな変更点はありませんが、これまで不明瞭であった部分の明確化、BRIDGESTONEとYOKOHAMAタイヤ撤退に伴うタイヤの変更、そして2024年以降のレギュレーションについての記載が行われています。
車両規則の変更点
タイヤの変更
昨年12月に発表されていた通り、一部カテゴリーのタイヤが変更されます。
- ヤマハSS・スーパーSS、レディス・155SSクラス
メーカー:ダンロップ
ドライ:SL22
ウエット:W2 - YAMAHA TRYカデット・カデットオープンクラス
メーカー:ダンロップ
ドライ:SLJ
ウエット:W2
これにより全クラスでウエットタイヤはDUNLOP W2が指定されます。
TIA/TIAジュニアクラス
基本骨格とブレーキはWT-I、WT-II、TIA、birel/TIA-WT・TIAIII・TIAIVが指定されていたTIA/TIAジュニアクラスですが、モデル名の明記が無くなり「TIA各モデル」と表記されます。
ジョイントキャブレターの公差
TRYカデット・カデットオープンクラス、TIAジュニア・SSジュニアクラスでそれぞれ指定されるジョイントキャブレター口径の公差が+0mm以下になりました。
TIA・SS・レディス・スーパーSS・SSレジェンド・155SSは公差±0.5mm以下で変更はありません。
シリンダーとヘッドの防振ゴムの装着が必備
シリンダーヘッドに2箇所、シリンダーに4箇所装着されている防振ゴム(アブソーバ)の装着が必備となりました。ただしヒート中に脱落してもペナルティの対象とはなりません。
防振ゴムの装着義務については2023年に一部レースで問題となっていましたが、これが明記されました。
2024年以降のエンジン
2024年から使用できるエンジンは7YU型に限られます。7YA・7YB・7YD・7YE・7YF・7YT型は2023年まで使用できます。
2024年から使用できるクラッチは現行KT100SECに装着されるSL-10841-Cのみに限られます。ダイレクト用クランクシャフトに装着可能な旧型クラッチ(SLCLC)の仕様は認められません。なお、2023年SL全国大会は当該規則が先行採用され、SL-10841-Cのみが使用できます。
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