AUTOBACS GPR Karting Series Juniorクラス Rd.5を優勝したERS with SACCESS 関口瞬のマシンをチェックしよう。モビリティリゾートもてぎ北ショートコースで行われた第5戦決勝ヒートでの彼のベストタイムは41.756秒。シャーシはリザルト上はPAROLINだが実際はKOSMICを使用していた。エンジンはIAME X30 Jr、タイヤはDUNLOP SL22。 シートはTILETTで、若干後ろよりに標準に近い角度で左に寄せて装着。Triple Kジュニアペダルキットでペダル位置を調整し、OTK純正ステアリングボスには10mmのスペーサーを挟んでいる。ウエイトは背中、腰、股裏に装着し、左側に重たいウエイトを配置することで左右の重量バランスを適正化。それに対してバッテリーはLiPoで軽量化しているのは、ウエイトでの調整幅を増やすためだろうか。ステアリングシャフトストッパーは上下ともに未装着。 ホイールは主流のOTK MXQより少しエアボリュームが増えるOTK MXCを採用。真夏の20周のレースで安定したラップタイムを刻む狙いか。ロガーはAiM Mycron5で、排気温センサーでキャブセットを監視している。フロントスポイラーがKG 507、フロントパネルがKG 508に置き換えられているのはマスの集中化が目的かもしれない。 アライメントアジャスターはノーマル位置。フロントハブはノーマルで、トレッドは15+5mmのカラーで調整。フロントスタビライザーはノーマルのオーバル形状を真横に装着。フロント回りのセッティングはスタンダード状態と言って良い。 エンジンマウントはTriple Kスライドマウント。スプロケットハブ&スプロケットはTriple K AKIRA。リアハブはOTK純正で、内側に10mmのハブストッパーが用意されているがハブに密着はさせていない。サブシートステーは左右1本ずつ装着し、センターベアリングはフリーの状態にした2ベアセット。車高はセンター。目に見える範囲ではシートと2ベア以外は基本的にスタンダードセッティング状態を保っている。