2022年にBRIDGESTONEとYOKOHAMAがカート用タイヤから撤退したことに伴って、全日本カート選手権最高峰カテゴリーを舞台とした熾烈なタイヤ開発戦争に終わりが告げられた。2023年からはOKカテゴリーのタイヤは全日本カート/GPRともにDUNLOPの市販ハイグリップミディアムコンパウンドタイヤであるDGMが指定されている。
市販タイヤとなったことで、強烈なグリップを生み出したスペシャルタイヤ時代と比べて1周あたり約3秒前後のタイムダウンが発生した今年は、これに伴うセッティングの大幅な変更があると予想された。が、全体的にはそこまで極端な変更はここまで見られていない。
そんな中、2021年シーズンまでYOKOHAMAタイヤの開発ドライバーを務めてきた三村壮太郎(Rosa Drago Corse)が見慣れないセッティングを行っているのをGPRモビリティリゾートもてぎ大会で発見した。三村曰く「DGMの使い方に気づいた」というが…。