ついに2016全日本カート選手権の最終戦のレーススケジュールが開始された。すでに国外ではミッションなしレーシングカートの最高峰カテゴリーはOKへと移行しているため、これが世界で最後のKFレースとなる。
さて、ほぼ全員がレーススペックの新品タイヤを投入する初のタイミングとなる土曜日の公式練習では、シリーズランキング2番手の3宮田が唯一46秒台でトップタイムをたたき出した。19渡邉、13冨田とこれまで中盤以降にいることの多かった2名が宮田に続く好タイムを出し、1~6番手がDL勢という構図となった。BS最上位は7番手タイムの5佐々木、YH最上位はトップからおよそコンマ5離れた15番手タイムの12小高となった。現在ランキングトップの11名取は13番手タイムとなっている。
パドックで話を聞いていると、どうやらBS勢は一発のタイムが出にくいもののタイヤのタレはなく、DLはその逆ではないかという話が一部から聞かれた。YHは金曜日までは調子がよかったものの今日の午前中に行われた2回の練習走行ではあまり振るわなかったようだ。午前中の練習走行は2回ともに8時台に行われるという一風変わったものであったため、レース時のコンディションとは一味違うものではあったのだか、この公式練習の結果を見る限りおおよそこれまでの練習走行で取られたデータ通りとなっている。練習走行でのトップタイムは非公式ながら2澤田の46秒9だといわれており、これは今回の3宮田のタイムと一致する。
本日のKFはタイムトライアルまでが予定されており、それはこの後14時45分からスタートする。