OKタイムトライアルは、ぽつぽつと雨が降り始めた中開始された。朝から路面はウエットコンディションだが、降ったりやんだりを繰り返すこの雨によるコンディション変化が勝敗を握るかもしれない。
Aグループ
Aグループは13:38からスタート。14台中#3朝日と#9佐々木を除く全員がスタートの合図と同時にコースイン。残った2台は30秒ほど経過したのちにそれぞれコースインして、単独走行でタイムトライアルに臨んだ。一斉にコースインしたメンバーの先頭を走るのは#5高橋。#5高橋のペースは序盤他を圧倒しており、集団からぐんぐんと離れ完全に単独でのアタックとなる。最初にタイムを出してきたのは#8三宅。誰よりも早く55秒台に突入しトップに立ったが、コンデションが変化したが一時全体的にタイムアップがなくなってしまう。しかしBS勢が終盤にかけタイムをどんどんと伸ばしていき、#5高橋や#9佐々木、#24宮下が上位を占めたところでチェッカー。トップタイムは#9佐々木の55.256、2番手に#5高橋が55.383、3番手に#24宮下が55.473、以下#8三宅、DL勢最上位は5番手の#3朝日となった。
Bグループ
Bグループは13:49からスタート。こちらのグループにはYH勢の3台が固まっている。Aグループの時とくらべ雨量が若干増えたため不利な状況か。#15児玉、#30小川、#85佐藤の3台が最初から単独で走行していた。ほぼ全員が1周目には57秒台となる中、初めからただ唯一56秒台に入れてきたのは#85佐藤。#85佐藤はじわじわとタイムを伸ばしていき、4分経過時点で55.858でBグループ唯一の55秒台に突入してきたが、全体的になかなかタイムが上がっていかない。その直後#30小川がZコーナーの立ち上がりでコースアウトしストップ。Aグループよりも圧倒的にタイムの出が悪いなか、終盤に2番手タイムを記録したのは#14渡邉の56.234。さらに#6大草と#19角田のYH勢が一気にタイムを伸ばしてきた。ところが最後までほぼ全員が走行していたが、4分時点で#85佐藤が記録した55.858を更新することなくタイムトライアルが終了。トップは#85佐藤の55.858、2番手に#6大草が56.077、以下#19角田が56.159、#14渡邉が56.168、#17野中が56.211という順となった。
1位 佐々木大樹
DL勢が昨年のSUGOほど悪くないですし、またDLのほうが温まりがよさそうなので、レースではどこが優位なのかまだわかりません。実際BグループではDLがトップで、2・3番手はYHで、BS勢は前に来ませんでしたから、コンディションにもよると思いますがBSが優位だとは言えないでしょう。ポールポジションをとれたことはうれしいですし、雨のレースは視界も悪く、今年はフロントフェアリングのルールもあるため、前からスタートできることはとても優位です。レースでは序盤にこの優位性を生かしていきたいです。
2位 高橋悠之
正直レインコンディションは得意なので、はじめて#9佐々木よりも前に行けるのではないかという自信もあったのですが、少しミスをしてしまいそうはならなかったので悔しいです。ただチームでトップ3を占めることができたことはうれしいです。自分はTTで上位にいることが少ないですが、このポジションはレースではとても優位なので、とてもいい状態でレースができるのではないかと思っています。
3位 宮下源都
もともと雨には自信がありました。確かに公式練習ではいまいちなタイムでしたが、TTではそれを改善すべく合わせこんでいったので、それがうまく結果に反映されました。もちろんこの順位を生かし逃げ切れるとうれしいのですが、レースではDLやYHがどうなるのかわかりません。毎ラップをいいペースで走るしかありません。