OK第5・6戦タイムトライアルはA・Bグループ分けにて行われた。梅雨明け直後の日差しが非常にきつく、影がくっきりと地面に表れている。気温も高いため、アスファルトの上にいるだけで汗が噴き出てくるようだ。練習走行ではBS、YHのタイムがほぼ同等、ドライバーでは名取鉄平、高橋悠之、佐藤蓮、三村壮太郎らがトップ4に安定して名を連ねていたが、果たしてどのような展開になるのか。
Aグループ
15:10からAグループの走行がスタート。AグループにはYH勢とルーキーが固まっている。
スタートと同時にDL勢がコースに飛び込み、その30秒ほど後に#1佐藤蓮が、そしてさらに30秒後に残りのBS・YH勢がコースインしていく。#1佐藤蓮と#7三村壮太郎は単独アタックし、残りは#24宮下源都を先頭とする隊列が序盤に組まれた。3分経過時点で#1佐藤蓮だけが40秒台に突入し、40.6秒、40.3秒とタイムアップをしていく。さらに#7三村壮太郎が40.22秒でトップに立つと、続けざまに#1佐藤蓮が40.18秒を出していく。どうやら路面が公式練習の時よりも重くなったようで、想定されていたよりもタイムが伸びていかない。AグループはYH勢優勢かと思われたが、突如として#24宮下源都がグループ唯一となる39秒台の39.99秒を記録。#1佐藤蓮も5/100秒タイムを伸ばすが、さらに#81山田杯利が40.19秒でグループ3番手に立つ。#1佐藤蓮は1周クーリングを入れつつタイムアタックを重ねるが、タイムは伸びない。その状況の中でトップの#24宮下源都がタイムをコンマ1縮める39.89秒を記録、さらに#81山田杯利もタイムを伸ばし40.06秒で2番手に立つ。DL勢は最後までアタックを継続するが40秒台半ばで踏みとどまっている。
そしてチェッカーが振られ、トップは#24宮下源都:39.89秒、2番手#81山田杯利:40.06秒、3番手#7三村壮太郎:40.08秒となった。
Bグループ
ベテラン勢が名を連ねるBグループは15:20にスタート。
グリーンフラッグが振られると同時に#22堀尾風允がコースインし、少し後に#4朝日ターボらがエンジンをかけた。さらにスタートから40秒後に#3名取鉄平を先頭とする集団がコースに入り、#8高橋悠之はほぼ最後となる70秒後にコースに入った。隊列は#8高橋悠之を先頭とする3台のグループと、#3名取鉄平が先頭の9台、そして#27武井遥斗が単独でアタックしていた。4分経過時点でBS勢が40.3秒を記録しだすが、思ったよりもタイムが伸びない印象。しかしその状況を打破したのが#8高橋悠之。一気に39.89秒を記録し全体トップに立った。その直後に#3名取鉄平が39.78秒でトップに立つと、#8高橋悠之はさらなるタイムアップを果たそうとアタックを継続。アタック2周目で39.81秒を出すが、続く3周目にはタイム更新できず、ピットに帰っていった。Aグループよりもメンバーがピットインする中、#12森山冬星が最後までアタックを続け、チェッカーを振られた。
Bグループトップは#3名取鉄平:39.78秒、2番手に#8高橋悠之:39.81秒、3番手に#11冨田自然:39.99秒となった。
総合結果は#3名取鉄平:39.781秒、2番手に#8高橋悠之:39.812秒、そして3番手はAグループトップの#24宮下源都:39.897秒となった。以下#11冨田自然、#81山田杯利、#7三村壮太郎、#1佐藤蓮、#25佐藤巧望、#9三宅淳詞、#2野中誠太がトップ10に入った。
1位 名取鉄平
練習中から調子がよく、TT3位以内は確実だろうと思っていました。これまでのTTでは路面コンディションの変化に対し自分のセッティング能力が足りず、合わせきれない部分がありました。しかし今日はバッチリ決まり、トップタイムを記録できたのでとても満足しています。マシンに悩みはない状態です。レースはタイヤの耐久性だけ少し気になるものの、自分との戦いとなるでしょう。この流れをつかみ、2連勝、3連勝を決めていきたいです。
2位 高橋悠之
車はとても良い状態にあったのですが、自分が走りをまとめきれませんでした。練習中から自分のペースがよいことが分かっていたので、スリップストリームを使わず単独アタックとしました。そのほうが外乱がなく安定してタイムが出せるためです。ただ、まとめきれなかったとはいえ、TTではトップ3に入れば戦えるので、狙ってるところには来られました。今回のレースは周回数が長いので、タイヤの摩耗を大切にしながらレースをこなしていきます。
3位 宮下源都
練習走行ではタイム自体は出ていませんでしたが、フィーリングはとてもよかったです。ですので足りない部分を詰めていった結果、この結果が出ました。マシンも自分自身も調子は良い状態です。これからのレースがどうなるかはわかりませんが、ミスなくいけば表彰台が狙えるでしょう。気を付けながら頑張ります。
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