OK第4戦15周の予選ヒートは1分遅れの11:43にスタートした。グリッドは昨日のTTの結果に再び戻り、#33水野皓稀と#4三村壮太郎がフロントローの隊列となる。一部のBSユーザーは今朝の公式練習でタイヤの皮むきを行った模様。スタート前に#16廣岡陸勢がホームストレート上でマシントラブルかストップ、さらに#9宮下源都がエンジンスタートに時間がかかり最後尾となる形でレースがスタートした。
ホールショットを決めたのは#33水野皓稀、2位以下は1コーナー~バックストレートで大きく順位が入れ替わり、1ヘアを抜けた時点で#8山田杯利、#34渡会太一、#43皆木駿輔、#4三村壮太郎、#7朝日ターボとなる。#43皆木駿輔は最終コーナーで#34渡会太一をパスし3番手に立った。2周目の1コーナーで#7朝日ターボが#4三村壮太郎をパスし、さらに#43皆木駿輔が2ヘアで#8山田杯利をパスしていく。#34渡会太一は序盤にペースが上がらないのか、3周目に#7朝日ターボ、#4三村壮太郎、#93大草りくにかわされ7番手までドロップした。
5周目の時点で隊列は#33水野皓稀、#43皆木駿輔、#8山田杯利、、#7朝日ターボ、#4三村壮太郎、#93大草りく、#34渡会太一、#2佐々木大樹、#21井本大雅の順となる。#5高橋悠之を先頭とする第二集団はそこから大きく遅れた形だ。#4三村壮太郎は1ヘアで#7朝日ターボから順位を取り返し、#43皆木駿輔は最終コーナーで#33水野皓稀を制しトップに浮上した。この拍子に#33水野皓稀は少し出遅れたか、6周目の1ヘアで#8山田杯利に、そして最終コーナーで#7朝日ターボにパスされると、そこでアウト側にはじき出され順位を下げてしまう。しかし同時に#7朝日ターボも出遅れ、隊列は#43皆木駿輔、#8山田杯利、#34渡会太一のトップ3と、4番手争いの#33水野皓稀、#4三村壮太郎、#7朝日ターボ、#93大草りく、#2佐々木大樹、#21井本大雅に分割された。
10周目、全体的に昨日の第3戦予選よりも落ち着いた雰囲気を醸し出しているが、#34渡会太一が1ヘアで#8山田杯利を交わすと再び動き始めた。#34渡会太一は11周目の1ヘアで#43皆木駿輔をパスすると、すかさず2ヘアで#43皆木駿輔がトップを取り返す。さらに4位争いがトップに追い付きつつあり、#4三村壮太郎が#33水野皓稀を最終コーナーでパスした。#4三村壮太郎はさらに12周目の2ヘアで#34渡会太一を追い抜き3番手に立つが、翌周の1ヘアで#34渡会太一が再び3番手に戻ると、そのまま#8山田杯利をもかわし2番手まで浮上。14周目、7番手まで順位を落としていた#33水野皓稀が1コーナーで#93大草りくを交わすと、そこに続こうと#21井本大雅がバックストレートで#93大草りくに並びかける。そこで#21井本大雅と#93大草りくは1ヘア入口で軽く接触し、#93大草りくがスピン、そのままマシンはコースサイドにストップした。最終ラップ、#43皆木駿輔、#34渡会太一、#8山田杯利のトップ3は安定した状態で、4番手争いの#4三村壮太郎、#7朝日ターボ、#33水野皓稀らがバックストレートでマシンを左右に振りけん制し合っている。トップ3も最終コーナーでそれぞれ違うラインを取り、順位を上げようとしたところでチェッカーが振られた。
結果は#43皆木駿輔が決勝ポールポジションを獲得。2番手#34渡会太一、3番手#8山田杯利、以下#7朝日ターボ、#4三村壮太郎、#33水野皓稀、#2佐々木大樹、#21井本大雅の順でチェッカーを受けた。
1位 皆木駿輔
昨日の第3戦予選では外してしまいましたが、今日は第3戦決勝、そしてこの予選ともに良い状態で走れています。金曜日の午前中まではマシントラブルが続いていましたが、今ではそれも解決され上り調子です。戦えるポテンシャルはありますが、本庄は抜きつ抜かれつのレース展開となるので、マシンだけでは決まらない要素が多いです。この予選のようにうまく展開を組み立てられれば勝負できる状態にはありますが、決勝の結果を予想することは困難です。ベストを尽くして、できる限り前でゴールしたいです。レースがうまいドライバーはたくさんいるので、彼らに負けないようしっかりと走ります。
2位 渡会太一
ペースはかなりよく、タイヤも残っているので十二分に戦える状態で決勝を迎えられました。レース展開としては、第3戦では自分の甘さや欲が出てしまったせいで表彰台を落としてしまったので、次の決勝では慌てず、抜きどころを見極めて優勝を狙っていきたいです。
3位 山田杯利
路面が重たかったせいか、ウォームアップの状態からペースが良く、昨日の第3戦予選とは違いDLとの差はほとんどありませんでした。DLはピークが来るタイミングが早く、きっとトップの皆木駿輔も後半落ちてくるだろうと思っていたのですが、予想外に落ちてきませんでした。YHはタイヤが少しキているようにみえるのですが、BSとDLはとんとんな状態に思います。渡会太一も速かったですが、それよりも自分のペースが思ったよりも伸びなかったことも気になります。しかし3番手からのスタートとなるので、落ち着いて走れば決勝も大丈夫だと思っています。
関連情報
【2019全日本カート本庄】OK第3・4戦 タイムトライアル | Paddock Gate
OKのタイムトライアルは29台エントリーによりABグループ分けにて行われた。つい数分前までカッと照らしていた太陽は雲に陰り、景色はオレンジ色に染まりつつある。AグループAグループのTTは15:10にスタート。