OK第1戦の決勝ヒートは9時半から24周にて争われた。天候は今週末一番の晴れで、日が出るとすでに暑ささえ感じるほど。路面温度はじわじわと上昇しており、昨日までとまた違ったコンディションになっていた。ルーキー洞地遼大がきれいに隊列を組み、一発でスタートが切られた。
ホールショットを取ったのは洞地遼大、そこに佐々木大樹、奥住慈英、平安山良馬、清水啓伸、山越陽悠、高橋悠之、岩崎有矢斗が続く。佐々木大樹は最終コーナーで洞地遼大に仕掛け、オープニングラップでトップに立つ。また高橋悠之はエンジントラブルか最終コーナー立ち上がりでマシンをストップさせてしまう。トップ6は早い段階から後方を突き放して行き、4周目には佐々木大樹と洞地遼大のトップ2が抜けだしにかかってきた。と同時に山越陽悠がエンジントラブルにて4周目の1コーナーにてスローダウンして後方にドロップしてしまった事により、上位集団が5人に絞られた。第荷集団は鈴木斗輝哉を先頭として、佐野雄城、荒尾創大、岩崎有矢斗、佐藤凌音が続いている。
トップ5はしばらく互いに牽制しあい、つかず離れずの距離感を保っている。時折接近も見せるが、パッシングにまでは至らない状況だ。そんな中12周目に2番手洞地遼大が3コーナーでパッシングを仕掛けようとするがこれは失敗。それと同時に3コーナーで清水啓伸が奥住慈英を交わし3番手に浮上。奥住慈英はそこでタイヤカスを拾ったか次の周の2コーナーで平安山良馬にもかわされ5番手となった。トップ5は再び等間隔にバラけ始め、レースは残り10周となった。そんな状況の中、3番手清水啓伸がじわりじわりと2番手の洞地遼大に近づいてくる。2台はテールトゥノーズだが、互いに速い部分が異なること、そしてタイヤもかなり厳しくなってきた様子のためパッシングを仕掛けるまでは行けない。そうしているうちに佐々木大樹はトップを盤石なものとしつつあった。一度は遅れを見せた奥住慈英も4番手平安山良馬に近づきつつあるが、仕掛ける間合いまでは行かない。そうしてレースラップが消化されていき、24周の決勝が終了した。
結果は佐々木大樹が開幕戦優勝を獲得。2位に洞地遼大、3位に清水啓伸、以下平安山良馬、奥住慈英、鈴木斗輝哉、荒尾創大、佐野雄城、佐藤凌音、遠藤照剛までがトップ10となった。