TONYKART RACING TEAM JAPANは日本国内のTONYワークスとして活動する名門チームだが、これまでワークスチームならではの独特なマシンメイクをしていた。それは「純正パーツしか使用しない」ということ。エンジンがVORTEXなのはもちろんだが、ハブやホイール、シートなどの部品は全てOTKの刻印が入った物しか装着されない。それはTONYKARTワークスチームとして、OTK製品の優位性を証明するために違いない。
と、これまでは思っていた。
TONYワークスが社外パーツを導入し始めた
ところが2021年全日本カート選手権OK部門開幕戦の地である鈴鹿サーキットで見た限り、もはや純正部品に拘っている場合ではなくなったらしい。緑色の鮮やかなシャーシには、これまで装着が許されなかったサードパーティー製品がいくつか取り付けられていた。それもドライバーによって装着部品が違うことも。詳しく見ていこう。