いよいよ2021全日本カート選手権SUGO大会が始まった。天気予報通り土曜日は朝から冷たい雨が降り続き、午前中の練習走行では各車レインタイヤのテストやマシンのセットアップに勤しんでいた。レインの情勢としては、トップタイムではBSがほんのわずかに速く、そこにDL・YHが続くが、特にDLの初動の良さが目立つようだ。しとしとと降るレインレースを誰が制すのか。
Aグループ
AグループのTTは14時ちょうどからスタート。しとしとと降る雨と厚い雲によって気温はぐっと下がっている。スタートと同時に全車が一斉にコースインしたが、高橋悠之、渡会太一、佐々木大樹、平安山良馬の4人は微妙にタイミングをずらして単独でのアタックを行う。
スタートから3分で佐々木大樹が一気にタイムを出し、44.7秒でトップタイムに立つと、そこに平安山良馬、野村勇斗、洞地遼大、高橋悠之が続く。各車ほぼコンマ1秒差だが、佐々木大樹が次の周回に44.6秒と更に記録を伸ばす。佐々木大樹はもう一周アタックした後にすぐに車検場に戻っていった。
他のドライバーたちはアタックを続け、自己ベストをわずかに更新するものの、佐々木大樹のタイムには届かない。3番手タイムの野村勇斗もアタックを続けるが、わずかに前方に引っかかってしまったかタイムは伸びない。そして7分のアタックが終了した。
トップは佐々木大樹(44.778秒)、2番手は平安山良馬(44.826秒)、3番手は野村勇斗(44.919秒)、以下洞地遼大、田中風輝がトップ5となった。
Bグループ
BグループのTTは14時10分よりスタート。コンディションはAグループとほぼ変わりがない。こちらも全車が一斉にスタートし、各車等間隔で走っている。
最初に朝日ターボがトップタイムとなる44.9秒を記録したが、それをすかさず荒尾創大が44.8秒で奪取。そこに金子修、綿谷浩明、大宮賢人らが続く。荒尾創大は44.7秒までタイムアップすると、金子修がわずか0.017秒差で2番手につけた。
朝日ターボの後ろでアタックをしていた荒尾創大だが、一度朝日ターボを前に行かせると再度アタック。しかしこれ以上タイムアップしないことを確認すると、一番最初に車検場に向かった。わずかにトップタイムに届かない金子修は最後まで単独でアタックを続けるが、タイムアップは果たせず7分が経過した。
トップは荒尾創大(44.781秒)、2番手は金子修(44.798秒)、3番手は朝日ターボ(44.964秒)、以下鈴木斗輝哉、遠藤照剛のTOP5となった。
総合結果
総合結果は暫定です。