昨日の豪雨によるFP-Jrカデット以降のタイムトライアル中断があったため、最終的に全クラスのタイムトライアルだけを終了させ、KF第5戦予選は本日の9:20からに延期となった。そんな日曜日の朝は快晴。気温・湿度ともに高くかなり蒸し暑い天気だ。
さて、昨日のスケジュール通りならば本日行われるKF第5戦決勝は新品のドライタイヤを全車投入するはずであったため、まさか決勝26周専用のスペシャルスペックタイヤの投入がありえるのかもしれない。そう思ってYOKOHAMAタイヤの内藤さんに話を聞いてきたが、ドライタイヤの場合は第1レース・第2レースともに同時にタイヤを大会に納入してシャッフルした後に各ドライバーへ配られるため、技術的には不可能ではないもののルール上そのようなスペシャルタイヤを投入することはできないとのことであった。もしそのようなタイヤがあるならば、予選をほとんど走らずに帰ってくるドライバーもいるのかもしれないと思ったが、そうはならないらしい。
昨日の雨により路面のゴムはすべて流れ落ち、路面状況は完全にリセットされた。このような状況の場合、スペシャルタイヤのゴム路面上で走ることを前提に設計されているKFタイヤは性能をフルに生かし切ることができず、スリップ量が多くなる結果発熱量が増え、タイヤに厳しい条件となる。ただでさえ朝7時の時点で暑さを感じるこの茂原ツインサーキットであるために、9:20からの予選ではタイヤの消耗をなるべく抑えることのできたドライバーが第5戦の優勝を獲得するだろう。KF公式練習はこの後8:00から10分間の走行となる。