レーシングカートのエンジンを単体で持ち運ぶのって地味にめんどくさいと思うんですよ。
車に適当に積んだらゴロゴロ転がってしまうし、割と重く鋭利な部分もあるので単純に危ない。そもそも高価で重要な物のひとつなので、可能な限り丁寧に扱いたいですよね。
そういう人のために専用の木箱(エンジンボックス)を作って販売しているショップもいくつかあります。僕も持ってますが、専用のエンジンボックスは丈夫で扱いやすい反面、木箱本体の重量があったり、それなりに納期が必要だったりと、専用品ならではの問題もあります。
KT100SECにぴったりなホムセン箱
もっと手軽に手に入るような物が無いのかと探していたら、友達がいい箱を教えてくれました。
それがTRUSCOの30Lトランクカーゴ。ホームセンターで売ってるただのプラスチック製の箱(いわゆるホムセン箱)ですが、なんとこれ、YAMAHA KT100SECがピッタリ収まるんです。
キャブやエキゾーストパイプ、エンジンマウントにプラグまで付いた状態のKT100SECがぴったりハマります。箱から出せばそのままカートに載せられる状態でエンジンを持ち運べるのは高いメリットです。
箱の内側には緩衝材としてお風呂マットや銀マットを詰め込めばOK。当然この状態で蓋が締まります(※オフセットプレートを装着している場合は蓋の裏を削るなど加工が必要かもしれません)。
実際に僕はこの箱を半年以上使っています。箱自体が軽いのでトランポに積みやすいですし、持ち手もあるので楽に運搬できます。プラスチックなので濡れても問題なく、椅子代わりにもなる丈夫さを兼ね備えています。仮に壊れたとしても安価でいつでも手に入るというのが嬉しいですよね。
強いて言うなら本当にぴったりに作った箱に比べれば大きいのがデメリット。真四角な形状ではないので内容量よりも場所を取ってしまうのも気になります。中にも空間ができてしまうのですが、僕は予備のキャブなどを詰め込んでスペースを有効活用しています。
似たようなサイズの箱は各種メーカーから販売されているので、もしかすると同様にKT100SECがピッタリ収まるかもしれません。