世界最速のカートレースへと進化を遂げた全日本カート選手権のトップカテゴリー、OK部門。その開幕戦を担ったスポーツランドSUGOの表彰台の頂に立ったのは、2戦連続でDUNLOPタイヤを装着した佐藤蓮だった。優勝候補の呼び声が高かった2014年から3年連続でSUGOで優勝したBRIDGESTONE×佐々木大樹の最強タッグはついに陥落、またYOKOHAMAの三村壮太郎は第2戦では4位入賞の大活躍を魅せるなどタイヤ戦争の勢力図も大きく動き出している。過激なほどに白熱したタイヤ戦争はついに気温が数度違うだけでグリップや耐久性が大きく変化してしまうまでの突出した性能を生み出すまでになった。宮城の地での勝因と、シーズンの行く先はいったい何なのか。DUNLOP開発担当者の大小瀬求氏に話を聞いた。