高品質高性能なレーシングカートパーツを製作するTriple Kと、ミントブルーの鮮やかなカラーリングでおなじみのブレーキの総合パーツメーカーProject μが、レーシングカート用のブレーキパッドを共同開発した。
純正に近いコントロール性能と高い耐久性を確保
Project μが製造しTriple Kがテストするという形で開発されたこのブレーキパッドは、昨年の冬からテストを重ねすでにレースでの実績も上がっている一品。フィーリングとしては純正パッドに比べて初期制動が若干高く、その後のコントロール性能は純正とほぼ同等。しかし大きく異なるのは耐久性能だ。OTK純正ブレーキパッドは耐久性にやや難がありユーザーは頻繁な交換を求められたが、このパッドはテスト段階で700LAP以上を走行してもなお半分以上摩材が残っていたというほどの高い耐久性を誇る。テストはKT、X30、MAXなど様々なパッケージングの車両を用いて行われたが、あえてブレーキダクトを装着せずに走行を行い、ラップを重ねてもブレーキのフィーリングが変化するようなことはなかった。もちろん耐久性能はマシンのパッケージや個々のドライビングスタイルによっても変化するが、純正よりも高い耐久性があることは間違いないだろう。
商品ラインナップは2017年7月現在、
- OTK BSDブレーキ用(2017年モデル~)
- OTK SA2ブレーキ用(~2016年モデル)
の2種類。価格は税抜き12,000円。Triple Kの他、EIKOでも取り扱いを開始する。Triple Kはさっそく今週末7月30日のフェスティカサーキット瑞浪にこのパッドを持ち込むとのことなので、興味のある方はピットで話を聞いてみてはいかがだろうか。