全日本FS-125からステップアップしてOKへ参戦した高木悠帆は、シーズン前半戦においては目立たないドライバーだった。ところが茂原ツインサーキット大会でレインコンディションとなった土曜日の練習走行からは様子が一変。外から見ていて違和感を覚えるほどにペースが上がり、「高木悠帆が速いらしい」という話がパドックのあちこちで囁かれだした。
そしてレースが始まると、他を圧倒する速さと安定性を持つ走りで常に上位に食い込み、第5戦では運をも引き寄せ表彰台の頂点へ立ったのだった。勝利を手にしたこのルーキードライバーは、茂原の地で何を掴んだのだろうか。
Profile
高木 悠帆 (タカギ ユウホ)
生年月日:2001年12月23日
出身地:京都府
チーム:Succeed Sports Jr.
ゼッケン:17
マテリアル:CRG / TM / DUNLOP
最近の戦歴
2016年 | 地方カート選手権FS-125部門西地域 シリーズ5位 |
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2017年 | X30 Challenge JAPAN CUP Seniorクラス 優勝 IAME International Final 出場 |
2018年 | 全日本カート選手権FS-125部門 シリーズ5位 |
前回の茂原ツインサーキット大会について
特に第6戦では、同じタイヤを履くDUNLOP勢は初動の良さを生かして上位を占めましたが、その中では自分は一歩出遅れてしまいました。伝わってくる車の挙動に敏感になり、もっと早く路面に対応できれば、レース序盤でより勝負をかけられたと思います。