コスミックチームの一工夫:燃焼室温度計

カートのセッティングは人間の感覚に頼っている部分が多い傾向にある。キャブセッティングはその代表例ともいえるだろう。さらにKFのようなチューニングエンジンを使用するカテゴリーの場合は、ほんのわずかにキャブが薄いだけでエンジンが焼き付いてしまうことがある。このキャブセッティングを正確に行うためには排気温度をチェックすることが有効策であるが、KOSMIC RACING TEAM JAPAN、冨田自然のマシンにはさらに有効なデバイスが取り付けられていた。

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ヘッドの内部に向けて細い導線が這っていることがわかるだろう。これは燃焼室温度計である。銅で包まれた熱電対がヘッドに開けられた穴に熱圧入されているのだ。排気温度計の場合はキャブの開度を変更しても遅れて温度計が反応するが、これの場合は燃焼室の温度を直に測定しているため排気温度計に比べてレスポンスが速く、キャブセット変更の結果が即座にデータロガーに表示される。冨田自然はKFルーキーであるために練習中にエンジンを焼いてしまうことが多かったが、これを取り付けてから焼き付きが一切なくなったという。ベストな燃焼室温度を探し出すことができれば、現段階ではこれ以上に正確にキャブセッティングを見極める方法はないだろう。

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