ADVAN HIROTEXの一工夫:横向きラジエーター

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前置きは無しにして上の写真を見てほしい。先日の茂原ツインサーキットでの小高一斗のマシンなのだが、何かがおかしいことに気づくだろうか?写真中央に注目してほしい。そう、ゼッケンは12番なのにヘルメットには30の数字…ではなく、ラジエーターが横向きに設置されているのだ。

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ヘルメットの数字も大いに気になるところではあるが、ラジエーターを見ていこう。巨大なFRP製の導風板に覆われてこそいるものの、付いているラジエーターはKFやミッションカートで使用されている一般的なラジエーターそのもの。単純に横にするだけでは冷却水を入れることすらできなくなるため、取り付け等にはかなりの工夫が凝らされていた。

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なんとアルミ製のサブタンクをシート裏に設置し、ラジエーターにはエア抜き用のホースを取り付けるためのニップルをアルミ溶接にて増設。ラジエーターとエンジンの間をつなぐホースは車体の低い位置を這うように配置され、そこへサブタンクから給水用のホースが伸びている。ADVAN HIROTEXがここまでして追い求めたもの、それは低重心。ハイスピードコースである茂原ツインサーキット東コースに対して、重心の低いマシンを用意することでコーナリング中の姿勢の安定を狙っていた。導風板がラジエーターをうまく覆いきれていないことも影響しているのだろうが、低い位置にラジエーターがマウントされているため冷却効率は一般的な取り付け方法に比べて一歩劣るようだが、灼熱の日曜日に小高はこの横向きラジエーターマシンでレースを戦っていた。ちなみに、KFではフレームを2台登録できるため、小高一斗に用意されていたもう一台のフレームには通常の縦向きにラジエーターが取り付けられ、レインコンディションとなった土曜日に採用されていた。フレームに施されたセッティングの違いもあるだろうが、雨の場合重心が高いほうがトラクションがかかりやすい傾向にあるためであろう。

©Sawada Kazuhisa

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