OK第4戦の予選は15周で行われる。少し日が出てきて路面温度も上昇。先程までの決勝レースとはまた違った展開になることが予想される。11時20分から定刻通りレースが進行されたが、ポールの佐野雄城がまさかのトラブルによりフォーメーションラップ中にストップ、DNSとなった。それによりポール不在で三村壮太郎を先頭とする隊列が組まれ、レースがスタートした。
ホールショットを決めたのは三村壮太郎、そこへ朝日ターボ、荒尾創大、清水啓伸、佐々木大樹、皆木駿輔が続く。朝日ターボはやはり早めに仕掛け3コーナでトップに浮上した。、またスタート直後からエンジントラブルに見舞われた小椋梓がスローダウンし、2周目に車検場へ向かっていった。トップ4がわずかに抜け出し、少し離れて佐々木大樹を先頭とする第2集団という構図に。しかし3周目の5コーナーで朝日ターボを三村壮太郎がパスすると、途端に凄まじい勢いで駆け抜けていく。誰よりも早く36秒台に突入した三村壮太郎は5周目の時点で後方に対して抜け出し独走体制を築いた。一時はトップに立った朝日ターボだったが、4周目の3コーナーで荒尾創大にかわされ3番手に。さらに高橋悠之も続こうと5コーナーでインに滑り込むがこれは失敗。それを見た清水啓伸がS字で高橋悠之に並びかけ、2台はマシンサイドを軽く接触、わずかに前方の朝日ターボとの距離が離れてしまった。しかし7周目には再び高橋悠之が朝日ターボの背中を捉え、清水啓伸とともに5コーナーでパス。朝日ターボは更に佐々木大樹にもパスされ6番手までドロップ。この時点でDL勢はBS勢に比べ0.2秒ほどペースが良くない様子だ。
トップ三村壮太郎は他を圧倒するペース走り、完全な独走となりクルージング。2番手争いは荒尾創大、高橋悠之、清水啓伸、佐々木大樹の4人に絞られたが、この中では佐々木大樹はマシンの挙動が乱れがちな様子。その後方の朝日ターボに対し、佐藤凌音がじわじわと近づいている。そして11周目、2番手争いは高橋悠之が最初に仕掛けた。4コーナーで荒尾創大のインを指すと、すかさずそこに清水啓伸も続こうとする。一時はアウトに振られた荒尾創大だが、5コーナーで清水啓伸から順位を取り返し3番手となった。そして2番手争いの4台は拮抗状態のまま後半戦を消化。14周目には朝日ターボに追いついた佐藤凌音が6番手に浮上。そして15周のレースが終了した。
トップは独走の三村壮太郎、2位は高橋悠之、3位は荒尾創大、以下清水啓伸、佐々木大樹、佐藤凌音、朝日ターボ、田中風輝、洞地遼大、山田杯利がトップ10。