11月21日にツインリンクもてぎにて行われる東西統一戦を残すのみとなった2021全日本/ジュニアカート選手権。今シーズンは5つある全てのカテゴリーで接戦となり、最終戦までチャンピオン決定が持ち越されている。特にOK部門以外は最終戦で決勝のポイントが1.5倍となるため、逆転チャンピオンも大いに有り得る展開となっている。各部門ごとのチャンピオン争いの様子を、各ドライバーの着順による獲得ポイント表と共に見ていこう。
全日本カート選手権OK部門
あと2戦が残されているOK部門のチャンピオン争いは、佐々木大樹、荒尾創大、鈴木斗輝哉、洞地遼大の4人。ただしランキング3位と4位はTOP2から50pt近い差が開いており、逆転チャンピオンを決めるためには非常に厳しいハードルが立ちはだかっている。有効ポイントは全10戦中8戦であるため、実質的にチャンピオン争いは佐々木大樹と荒尾創大の2名に絞られた。TONYワークスドライバーの一騎打ち状態で最終戦に突入していく。
ドライバー | 現在得点 | 最小得点 | 優勝数 | 最大有効得点 |
---|---|---|---|---|
佐々木大樹 | 206pt | 10,21 | 2回 | 245pt |
荒尾創大 | 204pt | 14,16 | 3回 | 244pt |
鈴木斗輝哉 | 158pt | 6,13 | 1回 | 209pt |
洞地遼大 | 144pt | 0,7 | 2位3回 | 207pt |
佐々木大樹と荒尾創大
ランキングトップ2の佐々木大樹と荒尾創大の得点差はわずかに2pt。最終戦の2戦共に両者の現在の最小得点を超えるポイントを獲得した場合、実質の得点差はわずかに1ptという超接戦状態。これゆえ、両者ともに相手よりも確実に前の順位でゴールすることがチャンピオン獲得のために必要となっている。
鈴木斗輝哉
現在ランキング3位の鈴木斗輝哉が落とせる得点はわずかに3点。2戦共に優勝し、なおかつ佐々木大樹と同ポイント以上まで到達した時、優勝回数で佐々木大樹を上回る事ができるのでチャンピオンに到達する。もしくは1戦の決勝が2位、TTを除く残りすべてのヒートで1位を獲得した場合、佐々木大樹と同ポイントかつ後半戦で優勝したことによってチャンピオンとなる。但しこの時、佐々木大樹の獲得ポイントが2戦共に10pt以下、荒尾創大の獲得ポイントが同様に16pt以下である必要がある。予選ヒートで5位以下となった時点で、鈴木斗輝哉のチャンピオン獲得の可能性は消失する。
洞地遼大
現在ランキング4位の洞地遼大がチャンピオンを獲得するためには、自身が最終戦を2戦共にポール・トゥ・ウィンすることが絶対条件。その時、佐々木大樹の獲得ポイントが2戦共に10pt以下、荒尾創大の獲得ポイントが同様に16pt以下であればチャンピオン獲得が可能。予選ヒートで3位以下となった時点で、洞地遼大のチャンピオン獲得の可能性は消失する。
全日本カート選手権FS-125部門
全日本FS-125部門は、加藤大翔、堂園鷲、酒井仁、卜部和久、野澤勇翔、伊藤祐の6人にチャンピオン獲得の可能性が残される。この中で自力でチャンピオンを獲得できるのは加藤大翔と堂園鷲の二人。加藤大翔は予選で10位以内かつ決勝1位、もしくは予選1位の決勝2位以上を取ればチャンピオンが確定。堂園鷲はポールトゥウィンでチャンピオンが確定する。
ランキング | ドライバー | 現在得点 | 最小得点 | 優勝数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 加藤大翔 | 135pt | 13 | 2回 |
2位 | 堂園鷲 | 133pt | 16 | 2回 |
3位 | 酒井仁 | 116pt | 0 | 2回 |
4位 | 卜部和久 | 112pt | 12 | 0回 |
5位 | 野澤勇翔 | 111pt | 0 | 1回 |
6位 | 伊藤祐 | 90 | 0 | 1回 |
全日本カート選手権FP-3部門
全日本FP-3部門は村田悠磨、中村海斗、豊島里空斗、熱海瑛達、森岡真央、脇万葉、柳沼光太の7人にチャンピオンの可能性がある。ランキングトップの村田悠磨は圧倒的優位に立ち、優勝すれば予選が何位であろうとチャンピオンが確定する。
ランキング | ドライバー | 現在得点 | 最小得点 | 優勝数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 村田悠磨 | 139pt | 20 | 2回 |
2位 | 中村海斗 | 124pt | 14 | 1回 |
3位 | 豊島里空斗 | 115pt | 7 | 1回 |
4位 | 熱海瑛達 | 115pt | 20 | 0回 |
5位 | 森岡真央 | 113pt | 9 | 0回 |
6位 | 脇万葉 | 99pt | 4 | 0回 |
7位 | 柳沼光太 | 96pt | 0 | 1回 |
ジュニア選手権FP-Jr部門
FP-Jr部門でチャンピオンの可能性があるのは鈴木恵武、岡澤圭吾、松土稟、佐藤こころの4人。鈴木恵武と岡澤圭吾は優勝すれば自力でチャンピオンが確定する。
ランキング | ドライバー | 現在得点 | 最小得点 | 優勝数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 鈴木恵武 | 115pt | 20 | 3回 |
2位 | 岡澤圭吾 | 113pt | 22 | 1回 |
3位 | 松土稟 | 83pt | 0 | 1回 |
4位 | 佐藤こころ | 79pt | 0 | 1回 |
ジュニア選手権FP-Jr Cadets部門
FP-Jr Cadets部門は松井沙麗、酒井龍太郎、澤田龍征、山代諭和、吉岩泰の5人にチャンピオンの可能性がある。松井沙麗と酒井龍太郎は優勝すれば自力でチャンピオンが確定するが、有効ポイントによりランキング2位の酒井龍太郎が僅かに優位に立っている。
ランキング | ドライバー | 現在得点 | 最小得点 | 優勝数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 松井沙麗 | 109pt | 20 | 1回 |
2位 | 酒井龍太郎 | 92pt | 0 | 2回 |
3位 | 澤田龍征 | 83pt | 0 | 1回 |
4位 | 山代諭和 | 79pt | 0 | 1回 |
5位 | 吉岩泰 | 72pt | 0 | 2回 |