OKタイムトライアルが開始された。天候は昼過ぎから曇りがちで、昨日の日中とは打って変わって気温が下がっている。公式練習以降そのような状況なので路面温度は低下気味。低温下の場合はDLとYHが苦戦するという事前の予想があるが、果たしてどうなるのか。
1グループ
1グループは14時20分からスタート。斎藤愛未、田中風輝、三村壮太郎、津野熊凌大がスタートと同時にコースインし、そこから少し遅れて朝日ターボと井本大雅もコースに入っていった。つまりほぼDL・YHユーザーだが、彼らはゆっくりと走り新品タイヤにじわじわと熱を入れている。2分経過時点で残りの全車が一斉にコースになだれ込んでいった。
他社とは対象的にBSユーザーは1周目からハイペースで走っていく中、最初に35秒台に入れたのはスタートと同時にコースインした斎藤愛未。DL・YHユーザーはなかなかタイムが伸びてこない。4分経過時点で斎藤愛未のタイムを上回ったのは金子修で35.6秒。そこに渡部智仁もコンマ1秒差でつけると、5分時点で単独アタックの鈴木斗輝哉が金子修のタイムをわずかに上回りトップに浮上。その直後に同じく単独の佐藤蓮が35.3秒を出しトップに立つと、2番手に佐野雄城がついた。佐藤蓮はアタックを続けるが、次の周にタイム更新はならず。その瞬間佐野雄城が35.2秒を出し、2/1000秒差で清水啓伸が2番手に。ここで車検場に戻っていくマシンが現れだし、各車アタックを終了させた。
トップは佐野雄城(35.291秒)、2番手は清水啓伸(35.293秒)、3番手は佐藤蓮(35.359秒)となった
2グループ
2グループは14時30分にスタート。天候は1グループと同様で、さらなる路面温度の低下があるか。皆木駿輔、松井啓人、田中照久、野村勇斗ががスタートとほぼ同時にコースインし、1分経過時点で全車がエンジンに火を入れた。こちらもBSユーザーは一周目からハイペースだ。
3分経過時点でここまで雲に隠れていた太陽が姿を表し路面を温めていく。4分経過時点で山越陽悠が最初の35秒台となる35.8を出すと、その直後に半田昌宗が35.6秒でトップに浮上。それを平安山良馬、洞地遼大が35.4秒で上回ると、半田昌宗も追従。この3人は1周ごとにタイムを更新していく。6分経過時点で単独アタックしていた荒尾創大が35.2秒でトップに立った。ここでタイム更新は終わりかと思ったその時、洞地遼大がスリップを使って35.1秒を叩き出し全体トップに浮上。そしてチェッカーが振られた。
トップは洞地遼大(35.116秒)、2番手は荒尾創大(35.257秒)、3番手は半田昌宗(35.280秒)となった。これにより総合結果は2グループがトップ3を占めた。
総合結果
1番手:洞地遼大(35.116秒)
2番手:荒尾創大(35.257秒)
3番手:半田昌宗(35.280秒)