OK部門第3戦の予選ヒートは15時50分からスタート。周回数は17周と設定されている。夕方になり徐々に涼しくなってきたが、アスファルトはまだまだ昼間の熱を蓄えているように感じる。小田優と清水啓伸がフロントローにつける隊列は気持ち速めのローリングを組み、レースがスタートした。
小田優がホールショットを取ると、そこに清水啓伸、佐々木大樹、三村壮太郎、皆木駿輔、堂園鷲、半田昌宗、佐藤凌音と続く。小田優は序盤で目覚ましいほどの速さを見せ、いきなり後方を突き放した。堂園鷲は4コーナーで皆木駿輔を、9コーナーで三村壮太郎をパスし一気に4番手に浮上。このとき三村壮太郎はバランスをタイヤカスを拾ったかバランスが崩れ、半田昌宗と三村壮太郎にパスされる。2周目の4コーナーで皆木駿輔は一時は落とした順位を半田昌宗から取り返す。苦戦を見せる三村壮太郎は3周目に金子修、高橋悠之、佐野雄城らにパスされ、更に皆木駿輔が半田昌宗にかわされたことで順位が大きく入れ替わった。
4周目、隊列はトップ小田優が単独となり、2番手争いは清水啓伸と佐々木大樹、わずかに離れて堂園鷲、そこから離れて半田昌宗、高橋悠之、皆木駿輔、佐野雄城、金子修、三村壮太郎となる。全体的には少し状況が落ち着いたが、5周目には佐野雄城が、6周目には金子修が皆木駿輔をパス。また中団を走っていた朝日ターボが3コーナーで接触からのスピンを喫し、隊列から大きく出遅れての再スタートを切った。7周目には一時快走を見せていたトップ小田優の背中に徐々に清水啓伸が近づきつつあり、更に3番手佐々木大樹の後ろには堂園鷲と半田昌宗が接近している。8周目には三村壮太郎、佐藤凌音、田中照久、上野晴紀の4人による10番手争いが形成されている。清水啓伸に接近されていた小田優だったが、ペース配分をしていただけなのか10周目には再び2番手を突き放し単独となる。2番手争いは清水啓伸、堂園鷲、佐々木大樹の3人に絞られ、半田昌宗は徐々にペースダウンし単独となっていく。完全にワンパックになった2番手争いは13周目についに動きを見せる。4コーナーで佐々木大樹が清水啓伸をかわし2番手に浮上。明らかに順位アップを狙っている様子を見せる堂園鷲は9コーナーで清水啓伸に並び、そして3番手にたった。清水啓伸は予選ということもあるのか無理して仕掛けに行くまでの素振りは見せず、4番手にピタリと付けている。15周目、単独になっていた5番手半田昌宗の背中を佐野雄城が捉えた。また7番手金子修を挟んで8番手高橋悠之がここで謎の失速を見せ10番手までドロップ。16周目に佐野雄城が半田昌宗をパスすると、半田昌宗を先頭とする6番手争いが形成。最終ラップの4コーナーで金子修が半田昌宗をパス。その後ろの皆木駿輔の背中を狙う三村壮太郎は9コーナーでインに滑り込むが、パッシングにまでは至らなかった。
そしてチェッカーが振られた。トップはペースコントロールをして盤石の走りを見せた小田優、2番手は佐々木大樹、3番手に堂園鷲、以下佐野雄城、金子修、半田昌宗、皆木駿輔、三村壮太郎、高橋悠之がトップ10となった。