OK第4戦予選ヒートは11時20分から17周にて行われる。先程までの真夏の天候から一変、どこからともなく現れた雲が空をを多い、急に過ごしやすい天候となってきた。これによって下がった路面温度が各社のタイヤにどう影響をもたらすのかが、レースのポイントになるのかもしれない。またほとんどのBSユーザーがタイヤスクラブを行っていたが、上位メンバーでは三村壮太郎と佐野雄城が新品タイヤを装着していた。
フォーメーションラップ1周目は隊列が整わなかったのだが、そこから井本大雅がトラブルかピットに戻ってきた。更に次の周のバックストレートでパンパンと大きな音がしたかと思いきや、最終コーナーで半田昌宗が無念のストップ。隊列は29台となり、レースがスタートした。
1コーナーに小田優、清水啓伸、佐々木大樹、三村壮太郎、堂園鷲、佐野雄城、皆木駿輔の順でなだれ込む。皆木駿輔は4コーナーで突っ込みすぎた様子を見せたが、堂園鷲と佐野雄城を一気にパスすることに成功。さらに佐藤凌音もその後続いてこの二台をパスし皆木駿輔の後方につけた。2周目、トップ4と5位争いが少し離れ、さらに佐野雄城を先頭とする7位争いという3集団に分かれている。一時は落ち着きを見せたトップ4だが、3周目の4コーナーで佐々木大樹を三村壮太郎がパス。さらに5コーナーで小田優のインを清水啓伸が指すが、クロスを取った小田優がサイドバイサイドで6コーナーからバックストレートを走行、7コーナーのブレーキング勝負を制し小田優はトップを死守した。このバトルでトップ4に皆木駿輔と佐藤凌音が追いついてきた。。4周目の4コーナーで清水啓伸と三村壮太郎が小田優のインになだれ込もうとする。清水啓伸はトップを奪い、三村壮太郎は3番手にとどまったが、続く9コーナーで三村壮太郎はもう一度小田優のインを刺し2番手に浮上した。また7コーナーでは佐々木大樹を捉えた皆木駿輔がパッシングを仕掛けるがこれは失敗。これで逆に遅れを取ったか、5周目の5コーナーで佐藤凌音にインを刺された皆木駿輔は、出口アウト側にマシンを半車身落とし前方との距離が空いてしまった。ただ後方集団はそこから更に遅れていたため、順位を一つ落とすだけにとどまった。
7周目、トップから清水啓伸、三村壮太郎、小田優、佐々木大樹のトップ4は落ち着きを見せているが、佐々木大樹はそこから若干遅れを取っている。その後ろには単独5番手の佐藤凌音、同じく単独の皆木駿輔は、そして7番手争いは梅垣清を先頭とする激しいバトルが展開されていた。8番手佐野雄城を4コーナーで堂園鷲がパス。その後ろには高橋悠之、加藤大翔、渡部智仁、金子修、田中照久と続いている。7番手争いの中で好調を見せているのが金子修で、8周目、9周目、そして11周目の4コーナーで着実に順位を上げていく。12周目には集団から抜け出していた梅垣清と堂園鷲だったが、堂園鷲が9コーナーで梅垣清を交わして7番手に立った。14周目には金子修が佐野雄城もパスして10番手に浮上、また4番手佐々木大樹の背中を佐藤凌音が捉えつつある状況だ。
しばらく動きを見せていなかったトップ3だが、ここで三村壮太郎が動いた。15周目の4コーナーで三村壮太郎は清水啓伸のインを刺したが、すかさずクロスを取った清水啓伸が5コーナーでトップを死守。3番手小田優はそれを静観している様子だ。三村壮太郎はもう一度清水啓伸に迫るかと思ったが、逆にわずかだが距離を取った。また16周目には4番手佐々木大樹と佐藤凌音の距離が再び少し開いた。そして最終ラップに大きな動きを見せることはなく予選ヒートが終了した。
トップチェッカーは清水啓伸、2番手に三村壮太郎、3番手は小田優、以下佐々木大樹、佐藤凌音、皆木駿輔、堂園鷲、梅垣清、金子修、佐野雄城がトップ10に入った。