OKタイムトライアルが2グループ分けにて行われた。晴天に恵まれたオートパラダイス御殿場では、前日までの評判通りYHタイヤユーザーの加藤大翔が公式練習でトップタイムを記録。2番手タイムはBSユーザーの佐々木大樹、さらに小田優やスポット参戦の熊谷憲太らが続いていた。少々劣勢と見られるDLユーザーも田中風輝や井本大雅が好タイムを記録しており、TTでの混戦が予想された。
1グループ
1グループは14時15分からスタート。OKのTTらしく開始直後は誰もコースインしないが、1分経過時点で半田昌宗が最初にコースに入っていくと、各社がちらほらとタイミングをバラしてエンジンに火を入れて行く。3分経過時点で最後のマシンがコースインするなど、普段よりもゆっくりとしたペースでコースに入っていった印象だ。
4分経過時点で単独アタックをしている半田昌宗が最初の36秒台となる36.5秒を記録。その直後に山田杯利が36.4秒でトップに立ち、渡部智仁が36.7秒で3番手となる。スリップを用いてアタックをする山田杯利はラップ毎にタイムをじわじわと上げ、6分経過時点で36.27秒を記録する。そこに迫るのが半田昌宗の36.33秒だが、最後の最後でスリップを活用した金子修が1/100秒を上回る36.32秒で2番手に立った。
1グループの結果は以下の通り。
- 山田杯利(36.270秒)
- 金子修(36.322秒)
- 半田昌宗(36.332秒)
- 佐藤凌音(36.488秒)
- 野澤勇翔(36.500秒)
2グループ
2グループは14時30分からスタート。こちらはスタートと同時に藤井翔大がコースに入ると、1分経過時点で三村壮太郎、朝日ターボ、洞地遼大らがぞくぞくとコースに入っていき、2分が経過する前に全車が走行を開始した。
3分経過時点で最初の36秒台を記録したのは誰よりも早くコースインした藤井翔大でタイムは36.7秒。それを小田優が36.5秒ですかさず上回った。今回注目株の加藤大翔は単独アタックをしており、その後ろに佐々木大樹と熊谷憲太が続いてスリップストリームを使おうとしている様子だ。小田優のトップタイムを奪ったのは佐々木大樹でタイムは36.3秒。そこにほぼ同タイムで熊谷憲太が並び2番手に浮上。単独小田優は次の周に36.2秒で上回るが、このタイミングで加藤大翔が36.03秒を記録し一気に2位以下のタイムを突き放した。加藤大翔はタイムが出た次の周にはピットに入ったため、佐々木大樹のスリップがなくなった。その後ろ熊谷憲太は更にタイムを伸ばすが、36.15秒でコンマ1秒加藤大翔に届かない。また小田優もタイムを伸ばし36.17秒を記録し3番手に浮上。佐々木大樹は熊谷憲太の後ろに位置取りを変更したが、タイム更新はならずピットに戻った。
2グループの結果は以下の通り。
- 加藤大翔(36.030秒)
- 熊谷憲太(36.155秒)
- 小田優(36.178秒)
- 佐々木大樹(36.310秒)
- 清水啓伸(36.351秒)
総合結果
総合結果は2グループのメンバーがトップ3となった。
1位:加藤大翔(36.030秒)
2位:熊谷憲太(36.155秒)
3位:小田優(36.178秒)