今日の午前中までは靄や薄曇りの状況で涼しささえ感じていたが、昼過ぎから雲の隙間から青空が見え始め、路面温度がじわりじわりと上昇してきた。この状況に正しくアジャストできるチームやドライバーは果たしてどこになるのか。A・Bグループ分けにて行われるタイムトライアルだが、3社のタイヤメーカーユーザーはきれいに両グループに分かれている。
Aグループ
Aグループは14時45分からスタート。1分半ほど経過した時点で小田優を先頭に藤井翔大、皆木駿輔、鈴木斗輝哉、野澤勇翔と並んで全車がぞろぞろとコースインしていった。インラップ~1周目まではゆっくりとタイヤをウォームアップさせていたが、そこから間隔をとった各車が一斉にアタックを開始した。
最初の39秒台に突入させたのが集団の先頭で単独アタックする小田優でタイムは39.9秒。その直後に皆木駿輔が39.6秒でトップタイムを奪う。他にもDLユーザーはこのタイミングでは上位に来ており、DLタイヤの初動の良さが現れているのか。また渡部智仁が39.54秒を叩き出すも、すかさず小田優が39.51秒を記録しトップを奪い返した。
全車がアタックを行う中、更にタイム更新をしたのが堂園鷲でタイムは39.23秒。そこに続くは加藤大翔(39.37秒)と金子修(39.42秒)。数台がピットに入っていく中タイム更新を目指してトップタイムを記録しているメンバーは再アタックを行うも、これ以上のタイム更新はならずチェッカーが振られた。
Aグループの結果は以下の通り。
- 堂園鷲(39.238秒)
- 加藤大翔(39.354秒)
- 金子修(39.420秒)
- 清水啓伸(39.441秒)
- 野澤勇翔(39.483秒)
Bグループ
Bグループは15時00分からスタート。Aグループと同じく1分半ほど経過した時点で山田杯利を先頭に佐野雄城、半田昌宗、佐々木大樹、高橋悠之、浅見謙心と並んで全車がコースイン。先頭の山田杯利は先頭を譲りたい様子を見せるも、そのままの並びで各車タイヤをウォームアップ。Aグループと同様のタイミングでほぼ全車がアタックを開始した。
序盤はやはりDLユーザーが速いか井本大雅や小林利徠斗が上位に入ってくる中、怒涛の勢いでタイムが更新されていく。アタックラップ2周目あたりでは高橋悠之が39.54秒でトップに立つと、そこに山田杯利(39.55秒)、佐野雄城(39.57秒)、半田昌宗(39.60)という並びになる。
次の周回でタイムアップしたのが半田昌宗でタイムは39.304。さらに三村壮太郎も同一タイミングで全く同一タイムとなる39.304秒を記録した。そこに続くのは渡会太一(39.325秒)だ。各車もう一周のアタックを行うもタイム更新はならず、続々と車検場に戻っていく中、トップタイムを記録している半田昌宗だけがアタックを続けている。ベストタイムの更新はなかったが、これでセカンドベストが三村壮太郎を抜き、グループトップとなった。
Bグループの結果は以下の通り。
- 半田昌宗(39.304秒)
- 三村壮太郎(39.304秒)
- 渡会太一(39.325秒)
- 山田杯利(39.342秒)
- 佐野雄城(39.467秒)
総合結果
1位:堂園鷲(39.238秒)
2位:半田昌宗(39.304秒)
3位:三村壮太郎(39.304秒)