OK第7戦予選ヒートは17周、16時25分からスタートした。夕方になり気温がすっと落ちてきて涼しさを感じるコンディションになったことで、パフォーマンスを取り戻してくるマテリアルがあるかもしれない。フォーメーションラップ中に梅垣清がエンジントラブルかストップ。堂園鷲がポールポジションを飾る隊列は極めてゆっくりとローリングを行い、レースがスタートした。
堂園鷲が加速していく中、セカンドスタートの半田昌宗は若干の遅れを見せる。そこを3番手スタートの三村壮太郎が抜きかけるが、スピードを取り戻した半田昌宗が1コーナーのアウトから三村壮太郎を被せる。続くコーナーで加藤大翔、金子修、清水啓伸、渡会太一が入り、三村壮太郎は7番手まで順位を下げた。
2周目、トップ堂園鷲に対して2番手に立っていた加藤大翔がヘリポートコーナーでインを刺してトップが入れ替わる。3番手半田昌宗は後方に牽制をかけるが、金子修と清水啓伸が並んで同じくヘリポートコーナーでパッシングした。その後ろに渡会太一と三村壮太郎が続く。3周目、トップ加藤大翔は若干ペースを上げて後方を突き放しにかかろうとする様子が見える。三村壮太郎の後ろでは7番手の皆木駿輔に対しヘリポートで鈴木斗輝哉が仕掛けて順位が入れ替わった。4周目、1コーナーで半田昌宗が清水啓伸のインを刺して4番手に浮上。3コーナーで大きくアウトに振った金子修がシケイン入口で堂園鷲をパスして2番手に。さらにヘリポートでは三村壮太郎が渡会太一をパスして6番手となった。5周目に三村壮太郎は清水啓伸をS字でかわすが、すかさずヘリポートで清水啓伸が順位を取り返す。しかし清水啓伸に対しホームストレートで並んだ三村壮太郎が6周目の1コーナーでインを刺して5番手になった。また6周目のS字で金子修が加藤大翔を刺してトップに立った。
7周目、隊列はトップから金子修、加藤大翔、堂園鷲、半田昌宗、三村壮太郎、清水啓伸のトップ6が一団となっており、少し離れて鈴木斗輝哉、皆木駿輔、高橋悠之、渡会太一と続いている。しばらく隊列に動きはないが、清水啓伸が少し外周で遅れを見せている様子でエンジンを気にしている。10周目、半田昌宗がヘリポートで堂園鷲をパスして3番手に浮上すると、その後ろで渡会太一が同じコーナーでストップ、リタイアとなった。12周目、トップ金子修が若干の逃げを見せ、S字で半田昌宗が加藤大翔をパスして2番手に浮上した。加藤大翔はペースが苦しい様子だが、13周目にS字で飛び込もうとした三村壮太郎をブロック。これで若干遅れた三村壮太郎に対して堂園鷲がヘリポートで飛び込もうとするが三村壮太郎がそれを防ぐと、さらにインに清水啓伸が飛び込んで堂園鷲が6番手にドロップした。
14周目、トップ金子修に対して半田昌宗が若干追いつきを見せてており、3番手以下を引き離す。3番手の加藤大翔に対して三村壮太郎は今度はヘリポートコーナーでインをして順位を奪うと、さらに清水啓伸と堂園鷲がヘアピンで加藤大翔をパス、加藤大翔は6番手に下がった。15周目に堂園鷲は清水啓伸をパス、加藤大翔はトップ集団から遅れを見せ、半田昌宗は金子修を追うのをやめた様子にも見える。16周目、堂園鷲は三村壮太郎に対しヘリポートで仕掛けるが失敗、最終ラップにも仕掛ける素振りを見せるが飛び込みには至らず、予選ヒートが終了した。
結果はトップが金子修、2番手が半田昌宗、3番手三村壮太郎、以下堂園鷲、清水啓伸、加藤大翔、高橋悠之、皆木駿輔、小田優、鈴木斗輝哉がトップ10となった。