今シーズン急激な進化を見せ、これまで苦手としていた茂原ツインサーキットで強さを発揮したYOKOHAMAタイヤ。しかし今シーズンの全戦全勝を狙うBRIDGESTONEはそれを上回り、2レースともに表彰台を独占した。木・金曜日の練習走行は断続的に雨が振り、レースコンディションとは程遠い環境化でスペックを見定める必要があった今大会で、BRIDGESTONE陣営はどのように戦いに挑んだのか?
Paddock Gate:茂原大会は2レースともBSが表彰台を独占しました。しかし一方でこれまでここを苦手としていたYHが活躍し、特に第8戦予選では渡会太一がトップで帰ってくるなど記憶に残る走りをしていました。これはBSがうまくいかなかったのか、それともYHが大躍進を見せたのか、どちらでしょうか?
BRIDGESTONE 間庭崇裕:もちろん後者です。我々としては今回のレースに向けて、過去以上のスペックを持つタイヤが出来たという開発評価をしています。我々の進化に肉薄してきたYHが相当のレベルアップをしていることを感じました。毎レース過去対比で自社や他社の進化具合を確認しているのですが、今回の結果からはYHの大躍進が見えるでしょう。
PG:今回の木・金曜日はあまりドライで走る機会が少なく、十分なテストが出来ませんでした。実際にレースを戦って、今回選んだタイヤは正解だったと考えていますか?