YOKOHAMA
藤松:前回、特に日曜日には気温が下がったこともありドライ、ウエットともにYHは実力を示すことができたのではないかと私は思っているのですが、どのように考えていますか?
YOKOHAMA 内藤 充(以下内藤):まずはタイヤの構造やプロファイルを変更した点に関してですが、これはうまく行きました。スクエアなタイヤはピーキーな特性を示しますが、変更後の丸みを帯びたタイヤは、ハンドルを切ったなりに曲がるため、このほうが様々なコースに幅広く対応できるのです。ただし、ゴムがいまいちでした。温度が上がった時のタレはどうしようがなく、とにかくゴムが熱に弱い、そのことが如実に出た結果となりました。レインはもうちょっと行けるだろうと考えていましたが、思った以上に路面上の水温が高く、もしあとわずかにでも温度が低ければまた違った結果になっただろうと思います。想定した温度域からは外れてはいないものの、ずれがわずかにあったということです。
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