AUTOBACKS GPR Karting SeriesのShifterクラスには、他のカテゴリーよりも少し年齢層の高い12人のドライバーが集結。ROK Shifterエンジンを搭載しROK Shifter専用タイヤを装着、最低重量は175kgと重量級だ。
TTトップタイムは豊島里空斗が取り、そこに東拓志と丸山陽平、富田星羅と続く。普段から鈴鹿選手権ROK Shifterクラスで戦っているメンバーが多く参戦している。6速ミッション付きエンジン搭載のShifterクラスはスタンディングでスタートが切られ、決勝ヒートは16周にて行われる。
ブラックアウトとほぼ同時に5番手スタートの松本拓海に7番手酒井畝那が接触、そのまま水越健太にも接触してしまう。酒井畝那と水越健太はこの接触でマシンが破損、そのままリタイアとなった。1コーナーを最初に抜けたのは豊島里空斗。2番手以降は安堂祐、東拓志、富田星羅、小林弘直が続く。東拓志がオープニングラップからアグレッシブに攻め、2周目の1コーナーで2番手に浮上した。
トップの豊島里空斗は序盤からハイペースを保ち、後方を引き離していく。安堂祐を先頭とする3番手争いだが、富田星羅が安堂祐を抜きあぐねている隙に松本拓海が2周目の最終コーナーで富田星羅をパス。しかし次の周回の3コーナーで追突されたか松本拓海の挙動が大きく乱れ、富田星羅、小林 弘直、佐藤 奨二らが松本拓海をパスしていった。この争いで3番手安堂祐と4番手富田星羅の間が大きく開き、トップ3はそれぞれほぼ単独状態になった。
スタート直後にマージンを築いたトップ豊島里空斗に対し、2番手東拓志と3番手安堂祐がじわりじわりと近づいてくる。また中盤には5番手に立った丸山陽平がファステストを連発しながら富田星羅を猛追し、12周目の1コーナーでパスして4番手に浮上した。一時はトップ豊島里空斗に0.3秒差まで迫った東拓志だが、後半になってペースが落ち、豊島里空斗とのタイムギャップが開いていく。逆に3番手安堂祐に迫られる展開になるが、東拓志も安堂祐も若干タイヤが厳しいか修正蛇を当てながらの走行となり、安堂祐があとわずかの間合いでパッシングまで届かない。
そしてチェッカーフラッグが振られ、優勝は豊島里空斗、2位に東拓志、3位は安堂祐となった。