AUTOBACS GPR Karting Series Cadetsクラス Rd.4を優勝したERS with SACCESS 森谷永翔のマシンをチェックしよう。フェスティカサーキット瑞浪で行われた第4戦決勝ヒートでの彼のベストタイムは54.232秒。シャーシはPAROLIN、エンジンはYAMAHA KT100SEC、タイヤはDUNLOP SLJ。 シートはJECKOを標準的な角度ながら後ろ気味に装着。シートやペダルキット、シートパッドにステアリングボスなどシートポジションに関係するものは前回のRd.1&2のときと変わりがない。が、シート背面のウエイトが取り除かれている。ステアリングシャフトストッパーは下側のみに装着し、コラムからは少し離している。ホイールはテクノマグネシウム。 https://paddock-gate.com/17396/ フロントトレッドは20mmのスペーサーのみと狭めにセット。フロントハブはTriple Kを採用。アライメントはキャスターを標準よりもほんの僅かに増しつつ、キャンバーは標準よりもポジティブに振っているのはストレートスピードとコーナーワークを両立させるためか。タイロッドの取り付け位置はナックル前側。フロアパネルのセンターボルトを抜いているのは前回同様。基本的にフロントのグリップをわずかに下げる方向にセットアップされている。 シャーシが異なるとはいえ、フロント周りのセットアップはRd.3優勝の横⼭輝翔とは正反対なのが面白い。 https://paddock-gate.com/17569/ エンジンマウントはTriple Kスライドマウント。スプロケット&ハブはTriple K AKIRA。ノイズボックスの上半分に貼っているアルミテープは太陽光を反射させ吸気温度を下げる目的があるか。 リアハブは純正で10mmのシャフトストッパーを密着させている。シャフト内側にもう一つのシャフトストッパーが見える。長いエギゾーストジョイントはCadets定番セット。排気温度センサーを用いてキャブセットを監視している。